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02月17日-議案質疑-02号

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  1. 裾野市議会 2021-02-17
    02月17日-議案質疑-02号


    取得元: 裾野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-05
    令和 3年  3月 定例会            令和3年3月         裾野市議会定例会会議録第2号                          令和3年2月17日(水)                          午前10時 開 議    日程第1 第1号議案~第9号議案 総括質疑 日程第2 報第1号 日程第3 報第2号 日程第4 承認第1号 日程第5 第10号議案 日程第6 第11号議案 日程第7 第12号議案 日程第8 第13号議案 日程第9 第14号議案 日程第10 第15号議案 日程第11 第16号議案 日程第12 第17号議案 日程第13 第18号議案 日程第14 第19号議案 日程第15 第20号議案 日程第16 第21号議案 日程第17 第22号議案 日程第18 第23号議案 日程第19 第24号議案 日程第20 第25号議案 日程第21 第26号議案 日程第22 第27号議案 日程第23 選第1号〇本日の会議に付した事件…………………………議事日程に掲げた事件と同じ〇出欠席議員…………………………………………議員出席表のとおり〇説明のため出席した者……………………………出席表のとおり〇出席した議会事務局職員…………………………出席表のとおり             議          事                       10時00分 開議 ○議長(賀茂博美) おはようございます。出席議員は定足数に達しております。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付のとおりであります。 △日程第1 第1号議案~第9号議案 総括質疑 ○議長(賀茂博美) 日程第1 第1号議案 令和3年度裾野市一般会計予算から第9号議案 令和3年度裾野市簡易水道事業会計予算までの総括質疑を行います。  この際、申し上げます。質疑は総括的な範囲にとどめられ、細部については、予算決算委員会、各分科会で行われるようお願いを申し上げます。  質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  13番、土屋秀明議員。 ◆13番(土屋秀明議員) それでは、通告してあります総括質疑を始めます。  1、市税減収見込みから大幅な事業見直しを迫られての予算編成だが、(1)、行財政構造改革集中期間の最終年で、削減見込額に対しての達成率は70%であったということです。100%近くに行かなかったその要因はどのように捉えられているか。  (2)、上記により、さらに事業見直しが必要になったというふうに考えますけれども、新たな事業見直しの概要はいかがですか。  2番、ここ10年間での大型事業投資は、自分としては思いつきませんが、危機的な財政状況に陥った主たる要因は何か。また、市民の理解を得る行動は。  次に、3番、まさに今日から全国的に医療従事者に対しての接種が始まる、この件ですけれども、新型コロナウイルス感染防止の切り札であるワクチン接種事業の取組、これは補正予算、専決による補正予算が繰越明許で3年度と同様に事業として行うものですから、それも含めてです。事業の取組と理解を得るための市民への周知はいかがかということです。  4番、オリンピックパラリンピック開催を非常に危惧しているものの、実施方針は変わっておりません。大会に向けて市民の協力をどのように得ていくのかを伺います。  5番、ウーブン・シティ関連事業の内容はどのようなものか。また、今月から着工するというウーブン・シティ計画そのものを、事業者側から説明を受ける機会を設ける考えはないか。  6番、富岡第二幼稚園閉園に向けてのこの1年間でありますけれども、幼児施設整備計画実現へ向けての取組はいかがかということです。  7番、条例定数2人となっている副市長人事の考えはいかがですか。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(髙村謙二) おはようございます。私からは、ご質疑の7にお答えをいたします。  予算は条例定数2に基づいて提案をしております。しかしながら、実際に2人の配置を議会に提案するかどうかにつきましては、財政非常事態を宣言していること等を十分に考慮して判断してまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、土屋議員のご質疑の1の(1)、(2)、それから5番につきましてお答えをさせていただきます。  行財政構造改革は、3年間の結果が全てでございます。1年目から大幅に削減ができるもの、3年かけて3年目にようやく削減できるもの、1年1年しっかり削減していくものと削減を進め、3年のトータルで9割以上の結果が出ております。そうした意味では、行財政構造改革は3年間の取組であり、単年度での達成度を評価するものではないと考えております。  なお、3年間で結果が出ませんでしたが、未達成事業におきましてもしっかり種まきができたというふうに思っております。  (2)番でございます。新たな事業見直しということでございます。施政方針で述べましたとおり、これまで以上に事業の優先順位を決め、歳入歳出、実質単年度収支の均衡を図るための手段、こちらを今現在検討中でございます。議員協議会でお示しをしましたとおり、次年度予算編成まで結論を出すため、庁内協議はもちろんのこと、何らかの方法で議員協議を行いたいというふうにこちらでは考えてございます。  続きまして、5番でございます。ウーブン関係のご質疑でございます。ウーブン・シティにつきましては、民間が行う事業でございます。民間が内容を公にすることをよしというふうにしていただけるならば、説明会をやっていただけるかは別の話としまして、要望することは可能でございます。現状、民間の事業者が内容を公にしないということでございますので、説明会を現在強制するというふうなことの考え方はしてございません。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長(湯山博之) おはようございます。私からは、土屋議員のご質疑の2についてお答えいたします。  リーマンショック後の平成22年度から実質単年度収支の赤字が続き、財政調整基金を取り崩す財政運営が続いており、頼みの財政調整基金残高の減少は続いております。このような状況の中、持続的な財政運営を目指し、令和元年度から行財政構造改革に取り組み、歳出の見直しを行ってまいりましたが、コロナ禍による税収の落ち込みなどもあり、単年度の歳入歳出の均衡を図ることができていないことが要因となっております。市民の皆様には、財政状況について広報紙、ホームページなど、様々な機会を通じてご説明していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 私からは、ご質疑3と6にお答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症の予防接種につきましては、専決処分により3億100万円の関係予算を計上しておるところでございます。沼津医師会管内の4市町が協力して接種に関する基本的な問合せや予約などに対応するコールセンターを設置し、接種の実務は市町ごとに医師会と調整して行うこととしております。  3月中旬から医療従事者を対象に接種を開始し、高齢者の接種は3月末から開始する予定となっております。4月末までに高齢者以外の対象者に向けて接種券等の送付を開始し、7月下旬まで延べ58日の集団接種を計画しております。現在承認されているワクチンは、21日の間隔を空けて2回の接種を必要としております。高齢者の約4割が集団接種になじまないと想定し、残る6割の方の接種率を50%とすると、3割を集団接種で賄うということになります。  今後、他社のワクチンが承認されますと、診療所等における個別接種も進むと考えられておりまして、集団接種と並行して全体の接種率を高め、感染防止につなげてまいりたいと考えております。  なお、当地区の医師会の皆様には、予防接種に向けて準備段階から全面的なご協力をいただいており、職員配置の増強と併せまして、安全、確実な接種体制が整備されるものと考えております。  住民への理解と周知につきましては、個別の通知や広報紙などにより必要性をご理解いただきますとともに、かかりつけ医療機関におきまして、勧奨、ご協力をお願いするもの、また会場で各種案内などによりまして、安心して接種を受けていただきますよう情報提供に努めてまいりたいと考えております。  次に、6の富岡第二幼稚園の関係ですけれども、令和3年度をもって閉園することといたしまして、関係条例の提案をいたしたところであります。歴史を閉じるに当たり、今年度、保護者や地域住民、職員など10名以内で構成する裾野市幼児施設整備基本構想推進委員会を富岡第二幼稚園に設置しまして、園の統廃合に関する様々な事項について協議を進めてまいりました。これに先立ちまして、各関係者との間では、2者で、行政との間で協議を進めた上で、こちらの委員会のほうに諮っているというところであります。  幼児施設整備基本構想の推進につきましては、行財政構造改革の核となるもので、公共施設等管理計画の中でも重要な位置を占めるものと考えておるところでございます。丁寧に進めていくべきところでございますけれども、迅速な対応も求められている、そういった認識でございます。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) 私からは、4、オリンピックパラリンピック大会に向けて市民の協力をどのように得ていくかというご質疑になります。  当市は、平成30年9月からプロジェクトチーム、そして平成31年4月から室を設け、市民及び関係団体等と連携して準備を進めてまいりました。これまでには、各地区や市内に立地している企業等を訪問し、大会への協力をお願いしてまいりました。その結果、多くの協力者により、聖火リレー裾野ボランティア92名、ロードレース裾野ボランティア47名、コースサポーター104名の登録を得ることができました。また、須山地区やコース近隣企業のご協力により、駐車場やイベント会場の提供を受けることができました。  今後につきましても、各節目でイベント実施などを行い、機運の醸成と大会を盛り上げてまいります。150日前イベントとして、昨日、2月16日には、須山地区の方々と観戦場所やコース上のごみ拾いを実施いたしました。4月中旬には、100日前イベントとして、須山地区で記念イベントの実施を予定しております。今後も市民や各地域、企業等の協力を得ながら大会を成功に導きたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 13番、土屋秀明議員。 ◆13番(土屋秀明議員) ありがとうございました。  それでは、2回目ですけれども、1番、2番、2つに関連することですけれども、今までの中で、身の丈に合った行政運営を行うというこの言葉は、もう数年も前からずっと出ておりました。そういうような中で取り組んではきてはいるのだけれども、結果的に税収が非常に少なくなるということもあるのでしょうけれども、結果的にこういうふうなことになったということは、何か構造的な問題、課題という根本的なものがあるのではないかなということが1つと、もう一つは、新たな事業見直しをこれから進めていくという、先日もありまして、今日も企画部長のほうから先ほど答弁ありましたけれども、それを進めていく中で、一番の成否を分けるのは市民の協力、理解だと思いますけれども、市民の意見を反映させるような、仮に言うなら何々委員会というような意見を聞くのだとか、あるいはこういうふうな考え方はどうかというようなことをお伺いする、そういう委員会のようなものをこれからの中では考えているのでしょうかということ。  それから、飛びまして、5番のウーブン・シティの関係ですけれども、当然事業者の考え方によりますから、私が言ったのは、そういうふうな機会を設ける考え方は今のところはないよということでした。それはそのように理解しますけれども、2月1日付で市の職員の人事異動がありました。あの際のマスコミの取り上げ方、あれを見ますと、内容をさることよりも、要するにこの議場にいる人間以外のほうが、むしろこのウーブン・シティそのものについてのニュースバリューが非常にあるということで、ああいう取り上げ方をしたのだと思います。2月23日の富士山の日に着工するというような報道もありましたけれども、その中身云々、全てをということではないにしても、中身としてどういうようなものをつくるかというのが、どういうような計画なのかというのが非常に漠然としていて、あるいはそれは何年度までにほぼ完了させるというようなことも含めて、何ら私は理解をしておりません。そういうふうなことも含めて、これは要望ですけれども、直接事業者からの説明がないならば、無理ならば、行政側から、その行政側から発していい、その範囲までのことを確認した上で、少しでも情報を提供してほしいということが2つ目です。  それから、7番の副市長の関係ですけれども、2年度は2人の予算で、定数を2人ということで、結果的には1人で務められたのですけれども、そういうふうなこともあってのことでした。いろんな財政状況もあるからという先ほどの市長の答弁ですけれども、これについては当然ながら追加議案として出るか出ないかによってということでありますから、それを見守りたいと思います。7番はもちろん結構です。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 2回目のご質疑にお答えいたします。  1のほうにつきましては、構造的な課題があるかどうかということ、それから市民の意見を入れるような委員会等々の考えはということ、それからウーブン・シティについては、情報提供を確認した上で発信したらどうかという、そういったご質疑だったかと思います。  1番目の構造的な課題、身の丈に合ったという話でございますけれども、これは前から話をさせていただいているところではございます。当然、事業の削減ということで、行政構造改革と言いつつも事業の削減をやってきました。恐らく個別に事業をやってももうこれ以上はほとんど、まだ切れるものはあるとは思うのですけれども、構造的な部分は必ずあるというふうにこちらでは考えております。そういったところを次のところで、次の計画というか構造改革の中で明らかにしながら進めていくということが必要かなというふうに思っています。  それから、そういった中で市民の協力、市民の意見というようなことでございました。そういったところを踏まえまして、12月に行政改革の委員会を民間の方々を入れてもう一回つくり直しをしまして、ご意見をいただこうということで今現在考えてございます。  それから、5番目のウーブンの情報提供の話でございます。情報提供ができるできないの確認をした上でということでございました。ここら辺につきましては、こちらもその辺はいつも毎回毎回会うたびに確認をさせていただいておりまして、出せるもの、出せないものという、この中で出せないところが多いというような状況がまず1つあります。ただ、2月23日にくわ入れが行われるということがございますので、その周辺、近辺では何らかの話をしてもいいかなというところは、ニュアンスは持っていますけれども、ただはっきりとまだ言われているところではないものですから、まだお答えができないような状況でございますけれども、非常にもどかしい状況はお互いにあると思います。市民の皆様方にも言えるところは言えるように、出てきた情報につきましては、すぐに報道、皆様方にもお話をさせていただくようにしたいと思っています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 13番、土屋秀明議員
    ◆13番(土屋秀明議員) ありがとうございました。終わります。 ○議長(賀茂博美) 次に、1番、土屋主久議員。 ◆1番(土屋主久議員) それでは、通告に従いまして総括質疑をさせていただきます。  まず最初に、令和3年度予算の編成方針についてでございます。(1)、令和3年度の予算編成は、一般会計、特別会計及び事業会計の総額313億6,420万円、前年度当初予算に比べ13億8,592万7,000円、4.2%の減となる予算内容ですが、歳入を見ますと、市税収入は前年度に比べ9億8,670万円、9.8%の減収となっており、内訳は、法人市民税が6億5,259万円の減少、固定資産税が3億6,270万円の減少で、これが減少の主なものになります。頼り切ってきた法人市民税、償却資産税ではないかと思いますが、これら収入の減少は、令和3年度以降の予算編成に大きな影響をもたらします。歳入増加対策を講じず、財政調整基金に依存した財政運営の中での令和3年度当初予算ですが、財政状況をどのように捉え、どのような方向性を持って令和3年度予算編成に臨まれたのか、また財政非常事態宣言を踏まえた予算編成としたのか、お伺いいたします。  次に、大きな2番、令和3年度当初予算に関する市長説明について質疑させていただきます。(1)、令和3年度当初予算に関する市長説明の中で、新型コロナウイルス感染症の影響による税収の減や今後の財政状況を踏まえ、都市計画道路平松深良線(稲荷工区)事業の一時休止や、市民文化センター改修事業の先送りなど、厳しい判断もございましたが、財政の精査を行った上で予算編成を行ったということでございます。令和3年度の予算編成では、繰入金として財政調整基金17億9,238万7,000円を取り崩し、予算編成したわけですが、事業の一時休止や先送りは再度実施するということです。令和3年度の予算編成においては、歳入の大幅な減少を見込む中で、裾野駅西土地区画整理事業下水道事業など大型事業についてどのように検証、検討し、予算に計上したのか、また今後の方向性についてどのように検討したのか、お伺いいたします。  (2)、財政状況が厳しいところだが、市制50周年という節目に当たる年でもあり、市民の皆様のための施策をしっかり構築し実施してまいりたいとのことですが、見える施策は、いきいきホームの跡地スペースの活用、子育てモバイルシステム事業などですが、令和3年度当初予算において、市民の皆様のために構築した施策とは、どのような施策なのか、施策の大綱ごとにお伺いしたいと思います。  次に、(3)、施策の大綱2「地域資源を活用した魅力あふれるまち」、オリンピックパラリンピック推進事業では、開催に向け、機運の醸成、大会の運営、大会後のレガシー創出に取り組むとのことですが、コロナウイルス感染症の影響下での開催となり、肩透かしからの機運の醸成の難しさ、密を避けるための大会運営など、どのように検討され、どのように進めていくのか、お考えをお伺いいたします。  (4)、関連し、大会後のレガシー創出への取組ですが、どのような方策を検討されているのか、お伺いいたします。  (5)、スポーツツーリズム事業では、水ヶ塚公園クロスカントリーコースを、準高地トレーニングの適地としてスポーツ合宿の誘致に取り組むわけですが、裾野市運動公園陸上競技場梅の里トレーニングコーストレーニング後の活用として、すその美人の湯ヘルシーパークの活用も含めたスポーツ合宿の誘致と捉えてよいのか。また、令和3年度の取組方針についてお伺いいたします。  (6)、施策の大綱5「時代のニーズに応えられるまち」のふるさと納税推進事業ですが、ふるさと納税の寄附額の多さは、裾野市への関心度を示す指標と捉えることができます。県内では魚の焼津、他県では三重県多気町はマスクの返礼品でマスメディアに大きく登場しました。市の情報発信、PRが重要と考えますが、他市町の状況をどのように捉え、分析し、ふるさと納税推進事業を実施していくお考えか、お伺いいたします。  最後に、(7)、ふるさと納税推進事業について、もう一つ伺います。市税収入の減少を補うには、歳入増加策を検討し、予算編成に臨まれたと思いますが、企業にとって寄附額の約9割が税額控除となる地方創生応援税制企業版ふるさと納税)の取組も考えられているのか、お伺いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(髙村謙二) 私からは、大きな1と大きな2の(1)、(2)につきましてお答えをいたします。  まず、大きな1です。中期財政計画でお示ししましたように、行財政構造改革に継続して取り組んでいる中で、新型コロナウイルス感染症の影響などによる大幅な市税の減収が見込まれ、一層厳しい財政状況になるという中での予算編成となっております。今後もさらなる行財政構造改革の取組を行うことが必要だという考えの下で、令和3年度当初予算編成では、新規事業は原則見送り、継続事業についても一時の休止や事業内容の見直し等により、事業費の見直しをしております。  関連しますけれども、2の(1)になります。大型事業をどのように検証、検討し、予算に計上したかにつきましてですが、ご指摘の事業につきましては、既に計画など決まったスケジュールで動いているものもあり、多方面との調整に時間を要するというのが現実でございます。例えますと、大きい事業であればあるほど大型の機関車のように止めるまでには少し時間がかかるということで、すぐには止められないことをご理解いただければというふうに思います。そのため、まだ実施されていない事業や、すぐに止めることが可能な事業を中心に令和3年度では予算上に表れているというような形でご理解をいただければと思い、ご提案をさせていただいているところでございます。  今後、令和4年度以降の行財政構造改革の方針を決める際に、一時停止した事業を今後どのようにしていくのかも含めた形で、市民の皆さんとともに、議会のご賛同もいただきながら検討していきたいというふうに考えているところでございます。  (2)にお答えいたします。市の事業は、全て市民のために行っているものであると認識をしております。恐らくご質疑、構築という言葉が新規なのか継続を含むものなのかというような表現についてのご質疑なのかなというふうに感じておりますけれども、ここでいう構築というのは、新規に行うものの意味合いだけではないということで、いろいろなものを組み合わせて新しくしていくというものも構築ではなかろうかというふうに思います。改善するという観点では、全ての事業を評価、検証し直して再構築していくという決意というか、考えの下での構築という表現と捉えていただければというふうに思います。ですので、大綱ごとに施政方針で述べた事業は、主な構築された事業というふうに考えてございます。  私からは以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) それでは、私からはご質疑の2の(6)と(7)につきまして答弁をさせていただきます。  同僚議員の一般質問と重複する回答となります。平成31年に総務省から示されました対象になる返礼品は、かなり厳密化をされております。区域内、いわゆる市域内において生産をされたもの、区域内、いわゆる市域内で原材料の主要な部分が生産をされたもの、区域内、市域内で製造、加工など主要な部分が行われたもの、近隣市町で生産等がされ、生産市町において当市との共通の返礼品と認められたもの、こういったものがふるさと納税の返礼品に該当するということでできるような格好になってございます。  また、令和2年度からは、品目全てを県を通じて総務省に申請することになっておりまして、全ての品目のチェックが国により実施され、当市に店舗があっても、当市で生産していないなどの品目につきましては除外をしなければならないということになってございます。  ご質疑の2市町のふるさと納税返礼品につきましては、各市町で水揚げがあったり生産がされている品物ということで、全国的にも人気の高い品目であったり、このコロナ禍で必須の製品であったり、注目を受けていることが寄附額の増加を支えていると見ております。  全国的に人気の返礼品につきましては、肉や米、海産物、お酒や果物などでございますが、当市には海がなく、食肉の生産もほとんど実施をされておらず、お酒の生産工場もないため、人気の品目に該当する商品の開発に苦慮しているところでございます。その中で、新聞等からの記事などで、常に商品開発を意識して交渉することによりまして、令和2年度には新たに11品目の開発をすることができております。これからも新たな返礼品の開発や、ポータルサイトを増やすなど、こういったことを検討し、寄附額の増額を推進してまいります。  (7)の企業版ふるさと納税の取組でございます。こちらにつきましては、従前の議員協議会等でご説明してございますが、地域再生計画につきまして、こちらを作成しまして、本年1月22日に内閣府に認定の申請をしてございます。そういったところでございますので、取組を今現在し始めているというところでございます。  私からは以上です。よろしくお願いします。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) 私からは、2の(3)、(4)、(5)についてお答えいたします。  最初に、(3)、オリンピックパラリンピック推進事業について、大会運営などどのように検討され、どのように進めていくのかというご質疑になります。オリンピックパラリンピック推進事業は、大会組織委員会が作成する新型コロナウイルス感染症対策に関する指針及びガイドライン、県や市が作成した新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に関するイベントガイドライン等に準拠して運営いたします。令和3年度の状況により運営は変わってくると考えておりますが、現時点では次のような検討を行っております。  まず、観戦場所等の収容人員を当初計画した人員の半数程度に見直します。そして、参加者は事前申込み制とし、健康状態を記載したチェックシートの提出を求めます。必要に応じて参加者受付で検温を実施し、37.5度以上の発熱がある場合は入場をお断りいたします。  各会場では、参加者の入場をコントロールすることのできる動線とし、会場内の人が密集することが見込まれる場所にソーシャルディスタンス表示等を設置し、密を防止するために誘導スタッフによる適切な誘導を行います。  参加者には、マスク着用を依頼し、会場内には手や指用の消毒液を設置し、参加者に小まめな消毒と手洗いを呼びかけ、声を出しての応援自粛も呼びかけることなどを検討しております。  続きまして、(4)、大会後のレガシー創出の取組、どのような方策を検討されているかというご質疑になります。大会が1年延長となったことから、レガシー創出の取組のうち、大会前に実施できる事業については、令和2年度に実施しております。市内に東京2020オリンピック聖火リレー予定コース及び自転車競技ロードレースコースを含むサイクリングコースを2コース新たに設定し、緊急事態宣言解除後に公開できるよう準備を進めております。  令和3年度の取組といたしましては、令和2年度に実施した市道4155号線沿線のオリンピック聖地化を進めるための愛称公募を行い、決定した愛称を100日前イベントとして、4月中旬に愛称モニュメントのお披露目式を開催する予定であります。今後、愛称モニュメントを装飾し、皆様に親しまれる名称となるよう、広く浸透させてまいります。  また、昨年一旦設置しました都市装飾の再設置を行い、新型コロナウイルス感染症拡大の状況に配慮しながら、可能な限り100日前、50日前等の節目イベントを実施する予定であります。  最後に、(5)、スポーツツーリズム事業、こちらの市内の施設の活用を含めたスポーツ合宿の誘致と捉えてよいのか。そして、3年度の取組方針についてというご質疑になります。スポーツ合宿誘致は、バリエーションのあるトレーニング環境がチームに好まれる要因の一つとなりますので、水ヶ塚公園、運動公園、梅の里、ヘルシーパーク裾野や市民体育館などを総合的に売り込む必要がございます。  令和3年度の取組方針といたしましては、前年度を踏襲し、陸上競技を中心に当市のバリエーションのあるトレーニング環境をPRし、合宿誘致を図ってまいります。  また、今年度に開発しております当市独自のアスリート食「すその頂飯」を活用し、さらなる誘致に励むとともに、今後の展開として、大会等の誘致や一般のスポーツ愛好家を対象としたスポーツ事業の誘致などの検討を実施してまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 1番、土屋主久議員。 ◆1番(土屋主久議員) 大きな1番の(1)についてでございます。  これは私の私見かもしれませんけれども、私はちょっと令和3年度の予算編成について、何か財政非常事態宣言を行われる前に予算案が示されて、すぐに今度は非常事態宣言、財政調整基金の切り崩しが17億、どれを見ても何か私たち試されているような気がするのです。マスメディアにも大きく報道されて、予算審議がかなり難しくなるのではないかという、私たち環境に今追いやられているのではないかというふうに思います。この辺どのように考えたらよろしいでしょうか。  もう一つ、大きな2番目の1番なのです。これについて先ほど市長からご答弁をいただきましたけれども、質疑に答えていただきましたけれども、やはり一番の問題というのは、財政が豊かなときに大きな事業を行ってきた。始めてしまった。それは継続していきますよ。みんなそのまま認めてきた。落っこちたときどうするのですか。私はなぜ裾野駅と下水道を挙げたかというと、これはこの場でなければお聞きすることができない。委員会ですと、もうはっきり言って各課が自分たちの持ち場のことしか言わない。例えば裾野駅西の関係でしたら、これは裾野市、要するに将来富を生むとか、お金にならなかったら始まらないわけなのです。にぎわいを創出できるという。だから、そういうものが全然分からないで委員会の中で審査しても何も分からない。この辺やっぱり私は市長さんが駅西についてどういう方針を持っているのだと。下水道についてはどういう方針を持っているということを、僕は見直さなければならないと思っていますけれども、どのように考えているか、もう一度これはお伺いしたいと思います。  以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(髙村謙二) ご質疑なので私見についてお答えしていいのかどうかちょっと迷うところでございますけれども、決して議会に丸投げをしようとか、試そうとかというつもりはございません。ただ、二元代表制として、私にできる範囲での最大限の予算案としてご提示をさせていただいて、合議体である議会としてどのような判断をされるのか、市民の代表として判断されるのかと、そういうことは当然議会としていろいろ考えていただければありがたいかなというふうに思っているところでございます。  また、確かに大きな投資、リターンのない投資というのは、するからにはやはりリターンを求めてやるのが当然だというふうに思います。財政の余裕のあるときには、身の丈という話がありましたけれども、その頃はそういう充実した市民サービスが提供できることはあるだろうし、ちょっと状況が悪くなったら絞るといいますか、行政サービスの、まず、入るを量りていずるを制すということで、調整をするということはしっかりとやらなければならないということは認識をしております。とかく一度始めたらやめられないという、そういう、何となく固定観念に縛られているのですが、ビルド・アンド・スクラップということで、その時々に合ったような行政サービスにしていくというような観点を持たなければならないと思います。  大型の事業につきましては、私は基本的には一旦全てを止めるというような状況にあると思います。これは財政状況からいって、全てストップする方向で検討しなければならないものだと思っておりますけれども、いろいろと調整に時間がかかる部分があって、この場で全て止めますというようなことで予算編成し、提示することはかないませんでした。しかしながら、予算審議をしていただく中で、どの程度の努力をしているのか、どのような覚悟をしているのかということをお感じいただければというふうに思います。見えるかというと、そういう数字でもってゼロになっているわけではありませんが、見えません。ですので、私は感じていただけたらありがたいというふうに思って予算審議に提案をさせていただいているような状況でございます。現時点では、私からのお答えとしてはこの程度だというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(賀茂博美) 1番、土屋主久議員。 ◆1番(土屋主久議員) 今の市長の答弁、よく分かりました。確かにいきなり止めるということは非常に難しいというのは理解できます。やはり市長の方針として、今まで出てこなかった一旦止めるという、大型事業でも一旦止めるよと。僕は止めるというよりも見直しというか、必要なところはやる。でも、必要ではない、例えば駅西でもここはいいのではないのというところが絶対あるのです。私たち提案をしてあるはずなのですけれども、やっぱりそういうものを真摯に受けとめるというか、市民の皆さんがどう考えているのかと、もう一度市民の皆さんに問うたほうが私はいいのではないかなというふうに感じております。  最後、今回この二、三日で、市のマイナスイメージ、すごくマイナスイメージが報道されてしまったということがございます。そういう中でも、今の市長の答弁、見直すよということを聞きましたので、その言葉を聞く前は予算審査はどうしようと。本当に、ええっと思っていたのですけれども、いずれにしてもこれから予算審議、委員会でございますので、委員会の中でしっかり審議をさせていただきたいというふうに思います。  これで総括質疑を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(賀茂博美) 次に、14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) それでは、提案されました令和3年度当初予算案について、会派公明党を代表し、総括質疑をいたします。  1点目として、令和3年度当初予算案の対応についてお伺いをいたします。髙村市長は、先日の施政方針の中で、第5次裾野市総合計画がスタートする令和3年度は、新型コロナ対策はしっかりと手だてをする必要性を認識する一方で、持続可能な行政運営の観点から、市の単年度の歳入歳出の均衡を図る重要性を痛感している。今後さらに厳しい財政運営が続くことも予想されるため、これまで以上に事業の優先順位を見極め、歳入歳出の均衡を図るために不退転の決意を持って行財政構造改革を推進していくということが示されました。  令和3年度当初予算案では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による企業の業績悪化により、財源の根幹をなす市税のうち、特に法人市民税は大幅な減少となる見込みであるとのことであります。また、大手企業の生産拠点の移転による市民税や固定資産税の減収など、税収面では減少要因が多く、市税を主とする歳入の動向は楽観できない状況であることが示されました。  一般会計予算につきましては、総額は198億1,400万円で、前年度当初予算に比べ13億4,600万円、6.4%の減で、7年ぶりに200億円を下回る緊縮予算ということです。一般会計、特別会計及び事業会計を合わせた総予算額は313億6,420万円で、前年度当初予算に比べ13億8,592万7,000円、4.2%の減ということであります。以下の点についてお伺いいたします。  (1)、新型コロナウイルス感染症の影響による税収の減や今後の財政状況を見据え、都市計画道路平松深良線(稲荷工区)事業の一時休止や、市民文化センター改修事業の先送りなど、厳しい判断により事業の精査を行った上での予算編成であるということです。財政状況が厳しいとの説明がされておりますが、他の事業の精査については、どのような議論がされたのでしょうか。  (2)、非常に厳しい財政状況と示されておりますが、提案された令和3年度当初予算案の事業は、全ての事業が令和3年度に執行しなければならない事業だけであるのかどうか。ほかにも先送りできる事業はなかったのでしょうか、お伺いいたします。  次に、2点目としまして、主要事業についてお伺いいたします。新年度の主な事業につきまして、第5次裾野市総合計画の5つの施策の大綱からお伺いいたします。(1)、「ひとりひとりが役割を持ち輝けるまち」、子育て・教育・健康・文化の分野から、福祉保健会館内のいきいきホームの跡スペースを活用し、児童福祉関連諸施設の機能について、複合利用できるように整備されることが示されております。具体的な事業内容と事業の展開、それと推進についてお伺いをいたします。  (2)、「地域資源を活用した魅力あふれるまち」、産業・観光の分野から、産業連携地域プラットフォーム運営事業として、分野を超えたイノベーションが起こるまちとして魅力を高め、新たな事業創造や起業を呼び込み続ける地域、企業と地域産業の連携促進等を図るとされております。これらの事業を推進することにより、令和3年度に想定されている効果についてお伺いをいたします。  (3)、「安心・安全に住み続けられるまち」、環境・防災・医療・地域福祉の分野から、県や関係機関等で構成する富士山火山防災対策協議会の富士山ハザードマップ検討委員会にて、最新の見地で富士山ハザードマップが改定されることに合わせ、富士山火山防災マップの改定予定ですが、どのようなスケジュールで進められるのでしょうか。  (4)、「将来を見据えた暮らしや活動を支えるまち」、都市・交通・社会基盤の分野から、地域の拠点となる公園、緑地の整備として、須山地先にて(仮称)御師公園を整備するための実施設計を行うとされております。この事業全体で想定されている事業計画及び事業費についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。  (5)、「時代のニーズに応えられるまち」、市民自治・都市経営の分野から、公共施設の適正化を図るために策定した公共施設等総合管理計画の改定を行い、適切なファシリティマネジメントを推進していくと示されております。令和3年度は、どのような推進目標を立てられているのでしょうか。  以上の点につきましてお伺いいたします。1回目の質疑といたします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(髙村謙二) 私からは、大きな1の(1)、(2)についてお答えをいたします。  既に答弁した内容と重複いたしますけれども、既に計画など決まったスケジュールで動いているものもあり、大きな事業であればあるほど大型の機関車のようにすぐには止められないという実情をご理解いただければと思います。そのため、まだ事業に着手していない、手をつけていない事業や、止めることが可能な事業を一時停止させるということにしております。今後、令和4年度以降の行財政構造改革の方針を決める際に、一時停止した事業をどうしていくのか検討をしっかりとしていきたいと思います。  (2)でございます。令和3年度は、実施計画事業選定の段階において、コロナによる税収の減と大幅な歳出超過が見込まれたため、実施計画段階での内示を取りやめて、全ての事業を対象に縮減の調整を図りました。先ほど来申し上げておりますとおり、大型事業についても一時休止、延期、先送り、廃止などといった見直しの検討を行っていますけれども、市民への説明の状況であったり、契約の状況であったりといった点を考慮し、選定作業を行ったものでございます。  また、令和3年度の実施計画事業選定の過程におきましては、急激な市民サービスの低下ということで、市民への影響を招かないように極力配慮しようということを行ったことも確かでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、三富議員の2の(5)、FMの推進目標についてということに対してお答えをいたします。  令和3年度は、平成28年3月に策定されました公共施設等総合管理計画の見直しの年となります。具体的には、新しい組織の中で進めていくということになると思いますけれども、行財政構造改革の推進の基礎となる計画でございます。第2期の行財政構造改革の策定と並行して見直し作業を進めていくということになります。なお、個別計画の策定のための予算計上ということで、今回予算を計上してございますので、よろしくお願いをしたいと思います。  私からは以上です。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長(篠塚俊一) 私からは、大きな2の(3)でございます。  現在、富士山ハザードマップ検討委員会で検討されている富士山ハザードマップ改定版は、今年度末に改定作業が終了し、報告される予定です。市は、この富士山ハザードマップのデータを活用し、令和3年度中に「裾野市富士山火山防災マップ」を作成します。新しいデータに基づき作成作業を始め、市に及ぼす影響の分析や、現在の避難計画との比較検討などを行います。また、県や近隣市町との調整を要することも想定しますので、相応の時間を要すると思われます。作成は速やかに行いますが、市民への配布は来年度後半を見込んでおります。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 私からは、ご質疑2の(1)についてお答えをいたします。  児童福祉機能等集約事業についてでございますが、福祉保健会館内のいきいきホームの跡スペースの活用でございます。まず、障害者の地域生活支援拠点として、障がい福祉課所管の基幹型相談支援センターを整備する。これが機能の1点目でございます。  もう一点目が、児童や家庭への相談・支援、虐待への対応等、児童の身近な場所における継続的な支援を行うため、子育て支援課所管となります家庭児童相談室等を機能強化させた子ども家庭総合支援拠点の整備、これが2点目の機能でございます。  それから、妊産婦、乳幼児とその保護者、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援を実施しております健康推進課の所管でございますが、子育て世代包括支援センター、連携型で行っておるものでございます。こちらとの連携強化というものを図る、そういった機能面がございます。  具体的に申し上げますと、事務室、相談室を共有で整備いたします。また、子ども家庭総合支援拠点の整備に際しまして、待合のスペースが必要となります。そういったことから、遊戯室、それから図書室、これらを整備することによりまして、親子というものだけでなく、子供たちだけでも利用ができる、そういった児童館的機能も有する施設になるものと考えております。加えて、福祉保健会館における既存の母子保健、母子福祉、老人福祉等の機能との一体的な運用を図ることによりまして、全年齢層を対象とする総合福祉拠点化が可能になるものと考えております。  今後の事業展開につきましては、既存施設の改修となりますので、構造上の制約もあります。そういったことから、詳細の設計によりまして具体的な整備の検討を進めてまいります。その他、引き続き福祉関連施設の集約化、効率化というものを検討いたしまして、時代に合致した施設の活用、福祉サービスの提供を併せて推進してまいりたいというふうに考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) 私からは、大きな2の(2)、産業連携地域プラットフォーム運営事業について、令和3年度の想定される効果の質疑についてお答えいたします。  産業連携地域プラットフォーム運営事業では、起業・創業に関することなどの中小企業相談事業、販路拡大や事業者間連携を促すための産業連携及び産業振興事業、産、官、学、民、金による地域活性化を狙った研究会であるFCRUMの運営などを実施し、当初の目的に向けて進めております。  令和3年度につきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響による制限もあるかとは思われますが、まずは地域の優位性を持つキヌアのブランディング化や、貨客混載事業の再開、FCRUM参加者による産業連携の推進などを実施し、地域の魅力を生かした産業振興に努めるとともに、起業・創業者数を増やし、新たな雇用の創出につなげていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 次に、建設部長。 ◎建設部長(影嶋圭司) 大項目2の(4)の(仮称)御師公園の事業計画及び事業費についてお答えいたします。  公園の規模は、4ヘクタール程度を想定しまして、事業は民生安定施設整備助成金事業を活用し、全体事業費は約6億8,000万円を想定して、令和7年度の完了を目標にしております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ご答弁ありがとうございます。  まず、大きな1点目のほうなのですけれども、先ほどの土屋議員の質疑の中でもいろいろとお話がございましたので、今回の内容については理解をいたします。それで、細部につきましては予算審査等の中で確認をしてまいりたいというふうに思います。  次の大きな2点目のほうなのですけれども、主要事業の関係です。こちらのほう2回目の質疑として3点ほどちょっと確認をさせていただきたいというふうに思います。  まずは、(2)のところです。産業連携地域プラットフォームの運営事業の関係ですが、こちらはたしか今まで交付金が、令和元年度まで交付金が活用されていて、令和2年度から市の補助というところになっていると理解をしていますが、こちらの事業、今後運営自体を自立して行っていただく方向で多分進められるというふうに思っておりますが、令和3年度からいつ頃までをめどにお考えで取り組まれていくのでしょうか。ちょっとこの点を確認させていただきたいと思います。  次に、(4)のところです。(仮称)御師公園を整備するための実施設計について、令和3年度に主要事業として上げられておられますが、大変に厳しい財政状況の下、この令和3年度の主要事業として取り組むというふうなことで協議、検討していく段階で、どのような協議内容といいますか、検討をされてこられたのでしょうか。  それとあと、(5)のほうです。こちらは個別計画策定のための管理計画、公共施設等総合管理計画の改定を行うということで、予算措置ということの内容は分かりました。計画をつくっていくと。そのための予算措置ということは理解をしておりますが、それでは令和3年度実際にファシリティマネジメントを進めていく具体的な体制はどのように考えられていらっしゃるのか、この点について確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 3点ございましたけれども、御師公園の関係と、あとファシリティのお話をちょっとさせていただければと思います。  御師公園のほうにつきましては、先ほど来予算の話をいろいろとさせていただいている中で、止められる事業、止められない事業というところがございました。その中で、国との調整の中で、これはちょっと止められない事業だというふうな判断をこちらではしたということでございます。それが1点。  それから、個別計画等々の話の中でのファシリティの体制という、来年度の体制でございますけれども、人事の素案ができて、この間、お示しをされております。行政改革課というところでやるような格好になると思いますけれども、その中で人数等々もちょっと分かってございませんけれども、そこの中で計画の素案等々の見直しはやりますけれども、いわゆる全庁的にこれは進めていくことだと思っていますので、この間もちょっと話をした中で、リーダーとなって全庁でそれは進めていくような格好になるというふうにこちらでは考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) (2)の2回目ということで、産業連携地域プラットフォーム運営事業について、3年度からいつ頃までで自立をというご質疑だったと思います。令和2年度から交付金がなくなりまして、市の単費という形になりました。その時点でおおむね5年間で自立をしていただきたいというふうな話をしてございます。ですので、おおむね令和6年度という形になると考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 14番、三富美代子議員。 ◆14番(三富美代子議員) ありがとうございます。  最後に、(4)につきまして、御師公園の関係なのですけれども、もちろん最終判断は、髙村市長が判断をされたのではないかというふうに思いますけれども、先ほどの質疑の中でも大型の事業に対しては一旦、次の年に関しては一旦全てを止めるという考え方をされているけれども、この令和3年度の予算案を考える際には、まだいきなり止めるわけにはいかないということの内容は、前の質疑の方のご答弁で理解をいたしましたけれども、やはり最終的なご判断というのは市長だと思いますので、特に今後も、先ほど確認させていただきましたが、今後もかなりの財源を必要とする事業であるということは確認できましたものですから、この令和3年度に主要事業として実施設計を入れるという、そういう判断をなされた、その一番の要因についてお答えをお聞きしたいと思います。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(髙村謙二) 市民の皆さんからご要望のありました緑地といいますか、公園的なものについてのニーズというのは物すごい高いものがありました。何としてでも計画的に整備していきたいという思いは常々ございましたし、国との演習場の使用協定の関係の中のやり取りの中でも、国のほうとしても力を貸してくださるということでございますので、市民のニーズにかなって、あるいは御師、あるいは富士山とかという、富士山世界遺産の関係とかに資する施設であろうということで、私としては必要というふうに判断をし、組み込ませていただいているということでございます。  以上です。            (「終わります」の声あり) ○議長(賀茂博美) 休憩いたします。                       11時15分 休憩                       11時25分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  総括質疑を続けます。  11番、杉山茂規議員。 ◆11番(杉山茂規議員) 議長への通告に従いまして、総括質疑をさせていただきます。質問事項は、令和3年度裾野市一般会計予算に対する総括質疑ということになります。  1番です。髙村市長は、令和3年度の一般会計予算を総額198億1,400万円、前年度当初予算に比べ13億4,600万円減とし、7年ぶりに200億円を下回る緊縮予算を編成されました。次年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響がいつまで続くか不透明な状況、市制50周年の節目の年、東京2020オリンピックパラリンピック開催の年、第5次総合計画のスタートの年、そして世界が注目するウーブン・シティの着工の年など、裾野市政始まって以来の歴史的な節目が訪れる令和3年度となっています。  (1)、裾野市政が始まって以来の歴史的な節目には、これまで以上の事業推進力が必要ではないかと見受けられますが、7年ぶりの緊縮予算によってどのように対峙していくのか考えを伺います。  (2)、令和3年度予算は、7年ぶりの緊縮予算を編成するために、都市計画道路平松深良線(稲荷工区)事業の一時休止や、文化センター改修事業の先送りなど、ハード関連についての説明はなされました。他方で、市民の受益がこれまでと比べ、どのように変化するか、対象の市民が自分事として理解できるよう世代別など詳細な説明をお願いいたします。  (3)、第5次総合計画が策定され、初めての年度でありますが、7年ぶりの緊縮財政によるスタートとなります。実施計画の進捗に対し、遅れや先送りなどの課題は既に想定しているのか伺います。  (4)です。次年度は緊縮予算であり、事業数が大幅に減ることが予想されますが、一方で時間外手当は令和2年度より上積みされているなども見受けられます。事業数の大幅減に伴う職員の再配置や執務体制、組織ごとの職員定数の見直しや、定数見直しが可能となる人材育成など、具体的な取組について考えを伺います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(髙村謙二) 私からは、1の(4)につきましてお答えをいたします。  ご指摘の時間外手当につきましては、令和3年度には選挙が3つ予定されている特殊要因もございますので、その他については例年どおりということでご理解いただければと思います。  さて、ご質疑の職員の配置につきましては、重点施策を実施する分野には増員を図って、事業が減少した分野には減員をするといった、めり張りをつけた組織づくりが重要であることは間違いございません。業務量の変動をしっかりと把握しながら、職員の適正配置に努めて、さらなる仕事の簡素化、効率化に取り組んでまいります。  また、大きな1に関連いたしますけれども、明るい話題もあるこの令和3年度ですので、職員の負荷も上がってくるかもしれませんが、ここが踏ん張りどころということで、お金がないなら知恵を出す、汗をかくということで全庁一丸となって難局を乗り越えてまいります。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、杉山議員の大きな1の(1)、(2)、(3)につきましてお答えをさせていただきます。  まず、(1)でございます。どう対峙するのかということでございます。裾野市は、平成22年より実質単年度収支が赤字であり、財調を取り崩す政策を継続してきました。ご承知のとおり、その間、何もしていなかったわけではなく、財調に依存する行政運営から脱却をするためにソフトランディングするよう努力をしてまいりました。急激な社会情勢の変化等により、非常に厳しい財政運営を強いられることとなりましたが、明けない夜はございません。市民生活に影響を与えないよう、徐々に様々な事業を削減してまいりましたが、当市の規模以上の支出を削減するには、市民生活に多少なりとも影響があるということは覚悟しなければなりません。強力な事業推進と緊縮予算とのにらみ合いの中におきましては、既存事業を含めまして、これまで以上に事業の優先順位の見極めが重要だというふうに考えてございます。  続きまして、(2)、市民の受益に関する変化、こちらは世代別などでということで、詳細の説明をということでございます。令和3年度予算上での市民の受益に関する変化を世代別などで詳細説明をということでございますが、次年度、令和3年度の変化はまだ大きくないと感じております。なかなか世代別で説明ができない事項もございますが、令和4年度以降の予算編成につきましては、市民生活に大きく影響を及ぼすことも想定がされております。市民生活への影響等につきましては、今後、広報紙あるいはホームページなどでしっかりと説明をさせていただきます。  (3)番です。実施計画の進捗の遅れ、先送りなどの課題を想定しているかということでございます。第5次総合計画に基づきます実施計画、こちらにつきましては、本年4月以降からの開始ということになります。ご質疑にございます遅れや先送りなど、こういったところは想定されておりますが、令和4年度以降の方針を策定することとなっておりますので、それとともに今後の方針を取りまとめてまいりたいと考えております。  私からは以上です。 ○議長(賀茂博美) 11番、杉山茂規議員。 ◆11番(杉山茂規議員) ありがとうございます。  まず、(1)です。今回、事業の推進力というところでお伺いをということで思ったのですけれども、考え方のところについてご説明いただきました。実際にこういうふうな、平たく言うと新しいものを始めようという際に、緊縮予算で出鼻をくじかれたような格好になってしまっているのかなというところが非常に悔しいところではあるのですけれども、そういった中ではこの事業推進力ということで、やはり引っ張っていく体制というものが求められる年度であろうかと思います。その推進力をどのような形でつくっていくのか、発揮するのかについてお伺いをしたいと思います。  (2)のほうです。令和3年度については、様々な変化はあまり起きていないと。令和4年度以降でそういうふうなものを及ぼすことも想定しながら考えていくというふうなお話をいただいております。今回様々な先送り、そして緊縮予算ということの中では既に変化する部分があるというふうに理解しているのですけれども、そこについての影響はないというふうな解釈でよろしいのでしょうか、その点につきましてお願いいたします。  そして、そのものというものは、令和4年度以降、様々想定することであるというふうなご説明ではありましたが、おおむねいつまでの期間となるのかという想定あるいはどういうタイミングでどうなるというふうな判断基準であったり、そのようなところについてお伺いをできればと思います。  そしてまた、そういうふうなものを市民に対して我慢をお願いするということになるわけなのですけれども、当然市のほうは、様々な施策を実施するに当たりましては、市民満足度というものをしっかり確保しながら、市民に理解を求めるものが筋でありまして、当然我々議会というか、我々はそれを審査する立ち位置です。令和3年度の予算に向けて、その部分に対する、改めての、市長かなということで市長の考え方というか、方針というかメッセージ、そんなものがあれば伺えればと思います。  (3)です。実際に4月以降の課題については、令和4年のものを検討するに際しては、年度途中のところによって大体のものが見えてくるということの話だと思いますが、ではそれまでの間については全く検討がないというか、今までどおり、計画どおりの形でいいのか。そこのところ、先ほどの話では、ちゃんと課題については想定しているということだったと思うのですけれども、それまでの間についてはどうするのかをお伺いします。  (4)です。職員につきましてということで、全体的にはめり張りをつけて、新しいところには人を配置する。事業が縮小されたところは人を減らす。まさにそのとおりであろうかなと思います。過去の答弁の中で、職員定数の見直しということの中では、例えば任期付の職員を使うみたいな話もございました。新年度におきましては、その辺のところについての、どのように取り組んでいくのかということを伺いたいと思います。  そしてまた、今回事業が廃止される、また今後については大幅に廃止をされるということの中では、より事務事業量が減っていくということになろうかと思います。事務事業量が減るということの中では、当然めり張りをつけるというところの以前に余力というものが生じる格好になろうかと思いますが、その点についての今後についての取組について伺いたいと思います。  そして、あとまた最後なのですけれども、昨今、職員の方が民間に入られまして、民間と同じような経験をされて、すごくよりよい経験を積まれていると思います。その経験を市の組織として役に立てていく、そんなタイミングでもあろうかなと思うのですけれども、新年度ではどのようにその辺のところを活用というか、生かしていくのか、その考え方を伺いたいと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 質疑の内容は大丈夫ですか。よろしいですか。  企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 幾つか質疑がございましたので、確認をしながら答弁させていただきたいと思います。  (1)のところでございます。推進力のところで、出鼻をくじかれてしまうような話があるので、引っ張る力はどのようにしていくかというところで、そういったご質問でよろしいですね。2つ目が変化することがあって、変化をしているというふうに考えているけれども、その影響はどうだということと、あと4年度以降の部分については、それの期間と基準はどういう形なのかということ。それから、3つ目が計画どおりにという話であるのだけれども、実はなかなかそうではないのかというところの中でどうしていくのかという、そういった考え方でよろしいでしょうか。  それでは、(1)の推進力、引っ張っていく力の部分でございます。当然市の業務は、おのおのの個別の部署である程度まとめながら話を個別に進めて、最後まとめていくような格好になってございますけれども、推進力をやっぱり上げるためには、リーダーシップがかなり強いものが必要だというふうに考えています。当然庁議のメンバーであったり、行革推進本部も含めて、そういったメンバーが強力に推し進めるということも、横の連携もしっかりしながら進めていくということが必要かなと。個々の力を結集するというところがやはり一番推進力の中では必要だろうと思っています。それが1点目。  それから、2点目、変化する影響につきましては、令和3年度、次年度予算につきまして多少影響はあるということは思ってございます。ただ、先ほども市長のほうからも話もございましたけれども、影響のないようにという配慮もしながら、ある程度検討した中での予算編成もしてございます。また、先に一時停止ができるできないの部分であったり、大型事業につきましては、できない部分については一時停止をするような方策を取りながらやっているというところもございまして、影響は多少あるというふうにこちらでは思っておりますが、さほどそんなに直に大きく影響が出る部分は、個別に出すほどのものではないのかなというふうにちょっとこちらでは考えております。ただ、どういったところを改革をしていくのか、変更になったのかというのは、お示しをしないといけないと思いますので、そちらはお示しはさせていただきます。  それから、4年度以降の期間であったり基準であったりというところでございますけれども、こちらも事前にお話をさせていただいているとおり、実質単年度収支の均衡が図れるところまでというところで、想定の年数は数年かかる、5年ぐらいはかかるのかなとは想定はしてございますが、まだここははっきりはしていないところがございます。  (3)、計画のとおりかどうかというところの中で、実施計画、やはり進めていく中で、当然修正が必要になってくると思います。ただ、今、普通のときもそうなのですけれども、やりながらやはり計画どおりいかない部分も、社会情勢の変化によって結構ありますので、そういったところはフレキシブルに対応はさせていただこうかなと思っています。ただ、次年度以降の部分については、ちょっと大きく変わる、それは意識を持ってやっていく必要があると思っていますので、当然気持ちを強く持ちながら進めていくような格好になるというふうにこちらでは考えています。ですので、3年度については、今現在の行財政構造改革第1期の部分で、一応物事が進みながらのプラスアルファの現状の状態を踏まえた中での削減というストーリーで進んでいますので、ここはある程度ストーリーどおりにはいくのかなと思っていますけれども、令和4年はちょっとそうではない、新しい計画になるときにはそうではないような格好になるというふうに想定をしてございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長(湯山博之) お答えいたします。確認させてください。  まず、任期付の職員の活用が1点、あとは余力が生まれた場合どうするかというのが1点、ちょっと最後の民間の部分がちょっと聞き取れなかったものですから、申し訳ございませんけれども、もう一回お願いいたします。 ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                       11時42分 休憩                       11時43分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。 ◎総務部長(湯山博之) ありがとうございました。  まず、1点目の任期付職員の活用につきまして、当然来年から、今年度途中からですけれども、いろいろ新しい事業が市内でも始まります。その中で、やはりすごく専門性の高い分野あるいは事業遂行に必要なスキルを持った職員の確保というのが任期付職員など、その制度を積極的に活用して事業の推進を図っていけたらと考えております。  また、事業の見直しなどによる余力という話でございます。これにつきましては、現在、最初に質疑でありましたけれども、時間外がすごく多いものですから、まず全体的な時間外の縮減につながる話、あとは当然業務の、薄くと言うと語弊ありますけれども、めり張りがつけられるところであれば、当然多忙になるところもありますので、市長も申したとおり、その辺につきましては人事異動とか途中でもやっていって、めり張りをつけた人事体制ということで、余力の人員を生かせればと思います。  あと、民間企業の関係でございます。今まで研修派遣という格好で市内の企業なんかに職員を派遣しております。これまでも行政経営とかを通じ、いろいろ活用してきたつもりですけれども、今後さらにまた話を聞きながら、研修等で生かせることがあれば生かしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 11番、杉山茂規議員。 ◆11番(杉山茂規議員) あともう一つお伺いしていたものが、市民に対して理解を求めるというお話の質疑をさせていただいております。結局市が行われている施策というものは、施策の実施によって市民の幸福度を高めるというふうなものがあろうかと思います。ということであるのであれば、やっぱりそのためには様々な面に対して市のほうからしっかりと市民にご理解をいただくこと、そのご理解というふうな前提があればこそであろうかと思いますが、その上でやっぱり我々は審査をするということでないとおかしくなってしまいます。ということの中で、先ほどのちょっと繰り返しになりますけれども、令和3年度予算というものに向けまして、財政の非常事態宣言も改めて出ているというところも含めた中で、もしあればなのですけれども、市長の考えとして、そこの部分も含めたメッセージ、もしあればお答えいただければと思います。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(髙村謙二) 令和3年度の予算につきましては、ご提案をさせていただいておりますけれども、これから先も含めてなのですが、市民へ理解をいただくために説明をしていくことは大変重要だというふうに思っていますので、議会はもちろんのこと、市民の皆さんとも面と向かって説明する機会を設けていきたいというふうに思っています。  基本的な考え方ですけれども、私の考え方としては、極力市民サービスを低下させることがないように努力をします。その方法としては、今、市がやっているサービスについて、公的な直営のサービスが多い部分があります。ですので、民間活力という意味で、民間でできるものなら民間にお任せをし、その分経費の削減を図っていくですとか、あるいは民間活力ということでいいますと、今SDCC構想で裾野市をフィールドとして投資を呼びかけています。実験の場として、フィールドとして使っていただく代わりに、いろいろなウィン・ウィンの関係を構築しながら事業をしていただくようなことです。そういうものを模索する中で、1つとしては、先ほどご質疑があったとおり企業版のふるさと納税というものをお願いするなど、そういうことで極力市民サービスに影響がないような形で、そういったパッケージでもってどういった手を打つのかということをこれからしっかりと早急に取りまとめ、ご提示をしながら説明していきたいというふうに思ってございます。  以上です。            (「ありがとうございました」の声あり) ○議長(賀茂博美) 3番、勝又豊議員。 ◆3番(勝又豊議員) 令和3年度当初予算総括質疑をいたします。  1、一般会計予算の削減について、財政が厳しいという理由で、都市計画道路平松深良線(稲荷工区)事業の一時休止や、市民文化センター改修事業の先送りをすることについて伺います。  (1)、休止や先送りは、財政の危機的な状況、非常事態と捉える前の段階で決まっていたのか。それを判断した時期と今後の予定は。  (2)、稲荷工区事業の一時休止について、昨年既に地元地権者を対象に、土地交渉、工事スケジュールの提示がされています。既に事業が進む前提で予定している地権者は動揺します。このことに対しての見解をお願いします。  (3)、文化センター改修事業の先送りについて、予定していた改修を先送りすることによる影響についての検討はされたか。  2番、コロナ禍で開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運醸成についてどのようにされるか。  3、次世代型近未来都市の形成を掲げる中で、令和3年度に実施していくウーブン・シティと地域の融合は、市域全体への波及を進める上でどのように位置づけて進めるか伺います。  4、国が募集するスーパーシティの第1期エントリー締切りが3月26日となり、連携の問題と住民合意要件の課題があるとのことで、今回の応募を見送ることになったとのことですが、以前から進めてきてどのような経緯で見送りに至ったか。今後の予定を伺います。  5、市民協働を推進する中で、市民協働関連事業、区運営事業等も含めますけれども、その予算を令和2年度に比べ減額するなど、推進停滞のようにも取れる理由を伺います。  6、市制施行50周年記念事業は、市民全体を巻き込むような工夫を施した予算となっているか伺います。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、勝又豊議員の1の(1)、それから次のページの3番、4番、6番の4点につきましてご答弁をさせていただきます。  まず、(1)のところです。休止や先送りは、財政の危機的な状況と捉える前の段階で決まっていたのか。判断した時期と今後の予定ということでございます。同僚議員へのお答えと重複をするところがございますが、令和3年度は実施計画事業の選定段階におきまして、コロナによる税収減と大幅な歳出超過が見込まれたため、実施計画の段階での内示を取りやめまして、全ての事業を対象に縮減の調整を図りました。これが9月でございます。また、大型事業につきましては、一時休止、延期、先送り、廃止などといった検討を行っておりますけれども、市民の説明の状況、それから契約の状況といった点を考慮し、選定作業を行っているところでございます。  それから、3です。次世代型近未来都市の形成を掲げる中で、令和3年に実施していくウーブン・シティの地域との融合、市全域の波及を進める中、どのようにということでございます。ウーブン・シティとの連携は、次世代型近未来都市構想、いわゆるSDCC構想の取組の方針の1に掲げておりますけれども、第5次の総合計画の施策の柱の4―1でございますが、ありたい姿として掲げた「先端技術の活用により、市民の暮らしがさらに便利になるとともに、事業活動がしやすい環境が整っている姿」、こちらを目指しておるところでございます。  次に、4番、スーパーシティのエントリーの見送りの経緯ということでございます。議員協議会でもご説明させていただきましたが、ウーブンとの連携の課題と応募要件である住民合意、こちらが困難であるという課題があるということで見送っておるところでございます。最終的には、住民合意の点、こちらが一番大きな見送る判断材料となっております。最後まで対話を持って市民との対応を目指す当市の考え方と、場合によっては、ある程度の強制力を持って進める必要もある特区、国の特区の考え方の内容がぶつかったものでございます。そういったことから見送りをさせていただいているところでございます。今後、秋の申請がまだあるということもございます。状況を見ながら情報収集に努めてまいります。  それから、6つ目、市制施行50周年事業、市民全体を巻き込むような工夫を施した予算となっているかということでございます。50周年の記念事業、50周年というのは1年だけでございます。来年お祝いをすることはできません。そのため、緊縮財政の中でも祝える内容で、できるだけ費用がかからないよう努めております。広く周知、広報等で行っておりますが、多くの市民の参加を呼びかけたいということで、個別の中でまた広報の周知をさせていただくようにします。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長(篠塚俊一) 私からは、大きな5、自治振興費のうち、区運営費交付金が前年より減額している件でございます。  この交付金は、行財政構造改革において、令和3年度当初予算で削減を位置づけておりました。区長会連合会役員や各区長会の皆様には、昨年6月以降、順次取組を説明し、減額についてご理解いただいたところでございます。自治振興のほかの助成金は、おおむね前年同様額を予算しましたものですから、限られた事業費の中で皆様とともに市民協働を進めてまいります。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) 私からは、2、コロナ禍で開催されるオリンピック・パラリンピックに向けた機運醸成についてをお答えいたします。  東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成の取組といたしまして、東京2020オリンピック自転車競技ロードレース裾野市コースである市道4155号線の愛称を記したモニュメントのお披露目式を4月中旬に開催する予定であります。  また、市内をオリンピックデザインの横断幕で装飾する都市装飾につきまして、1年の延期を受けまして一度撤去いたしましたが、4月中旬の再設置を予定しております。今後も新型コロナウイルス感染症感染拡大の状況を注視しながら、コロナ禍でも実施可能な節目イベント等を実施し、機運醸成の取組を進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(影嶋圭司) 大項目1の(2)、事業休止による地権者の動揺に対する見解につきましてお答えいたします。  地権者ごとの用地買収時期につきましては、説明をしておりませんが、議員質疑のとおりと考えております。よって、今年度、実施中の用地調査の結果と併せまして、対象地権者全ての方に休止の経緯などを説明する予定でございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(西川篤実) それでは、私からは1の(3)、文化センター改修事業を先送りすることについての影響についての検討はにお答えをいたします。  現時点では、影響があると考えておりませんので、検討は行っておりませんが、施設管理上、完成後の経過年数を考慮し、工事量や工事費用を踏まえ、計画的に改修工事を進めていくものという認識でおります。したがいまして、良好な施設管理を進める上では、計画的な改修を進めることが望ましいものと考えております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 3番、勝又豊議員。 ◆3番(勝又豊議員) それでは1番です。この稲荷工区の道路が延びることによって……すみません。説明がされるということで……道路が延びることに……すみません。今回ここが一時休止ということですけれども、一番先にここが切られたという感がするのです。ここの道路、稲荷工区ですけれども、稲荷工区の、つながることによって公文名区とか久根区、その子供たちが小学校に通う歩道がつながるということで、安全面上でも重要ではないかなということを思うのですけれども、その点で、なぜここが休止になったのかということです。その辺、通学路としての重要性というものをどのように捉えるかということをお聞きします。  あと、予算組みの段階で、9月頃に判断をしているということで、予算組みの段階で分かっていたということであれば、地元地権者に対してその時点で説明が、早い段階で説明があるべきではないかと。これから説明が行われるということなのですけれども、やはりそこに住まわれている方もいらっしゃって、そこを移転のこととか、そういうことを説明の中でやはり考えていかなければならないということで、その辺大変分担というか、かけることなので、そういうことが分かった時点で既に、その時点で説明すべきではないかという、その点、どうして今まで遅れているのかということをお聞きします。  あと、文化センターの改修について、内容の説明がなかったのですけれども、延期することによって、その内容に、今後使われる上での支障がないかということ、その点、影響がないというのなら影響がないということでご答弁いただきたいと思います。 ○議長(賀茂博美) 豊議員、先ほど影響はないというご答弁いただいていますけれども。 ◆3番(勝又豊議員) ないですか。それでは、すみません。内容がちょっと説明なかったので、その点、こういうことなので影響はないよというふうな、ちょっと説明の答弁お願いします。  大きな2番です。愛称の募集、また横断幕によって機運醸成をされていくということでした。今、オリンピックが無観客というふうなことも検討の中に入っているかと思いますけれども、その場合も想定して今準備されているのかという、観戦場所とか、その点なんかも今の段階で想定しての準備となっているのかという点、その点を伺います。  3番は、近未来都市でウーブン・シティと地域の融合、多分北部地域を中心とするものとなっていくかと思うのですけれども、そのことが市内全体に波及しなければ、やはり意味がないということでお伺いしましたけれども、このことは、3番は答弁はいいです。  4番もいいです。飛ばします。  5番です。今回、財政が厳しいということで、その中で事業を進めるためには、市民自治による課題解決やコミュニティーの活動の促進が重要となるということも考えられますし、小中学校におけるコミュニティ・スクールが今後導入される上でも、自治体とか市民の方の協力ということが必要となっていくと思います。先ほど民間の活力を期待するということも言われております。その点で、むしろこの辺は、区長さんたちの理解を、説明して理解を得てきているということなのですけれども、今後財政が厳しいということでは、ますますこの辺の強化というものが重要となるものですから、その点の、市民協働ということに対してのご意見を伺えればと思います。  6番です。節目となる年は今年限りということをいただきました。そういった上で、やはり市民全体でこれを祝っていかなければならないといった上で、厳しい中で予算をつくっているということでありますけれども、100万円という予算でどのような事業ができるかというのが疑問です。その辺、100万円で大丈夫なのかという、その点お願いします。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(髙村謙二) 私からは、大きな1番を大きくくくった形でお答えをさせていただきます。  全ての事業に目的と効果があって、議員おっしゃるように、例えば都市計画道路ですとか、そういったものを止めてどうなるのかというようなことはあろうかと思います。それが議員のご指摘でございますが、私としては、全ての事業について苦渋の選択をしながら予算を編成したものでございます。稲荷工区につきましては、未着手であって、それが表面上はこれまで着手するかなというタイミングでもってゼロということで、つかなかったわけですけれども、先ほどのご質疑にあったように、今までのように見えるものの中でも、いずれはとか、一旦はとか、止めなければならないという結論として表現をさせていただいている予算案でございますので、予算審議の中でその辺を感じ取っていただけたらありがたいかなというふうに思います。  また、おっしゃるように市民協働とか市民の力をいただいて一緒に難局を乗り越えていくという視点が大切だということで、5番に関係しますけれども、ただ区長さんたちには少なからず経費がかかることは事実でございますが、地域の中には、予算はかからないけれども、知恵と工夫でもって地域を盛り上げようという方も増えてございますし、そういう意味ではシビックプライドを盛り上げながら、ゼロ予算でもできるような工夫を職員に発破をかけて、地域の皆さんとともに取り組んでいけたらなというふうにも思ってございます。その辺のところを含めてどういうような改革に、行財政構造改革になっていくのかというのをパッケージとしてお示しを早急にしなければならないというふうに思っております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、ご質疑の1の市長の補足の部分と、あと5番は今話をしていただきましたので、6番の50周年記念の話をさせていただきます。50周年記念は、100万円ということで少ないという話がありましたので、それはどういうことかということでお話しします。  1番の補足でございますけれども、先ほど市長が話ししたとおり、非常に議論がございました。やはり総論では全体的な削減は来るのですけれども、各論に入りますとどうしてもそういったところの非常に苦しい思いがあります。そういった意味では、断腸の思いという話がありましたけれども、おっしゃるとおりで、非常に厳しい中でお願いをするような格好になるということでございます。切られたというよりも、ご理解をいただくしかないというふうにこちらでは考えています。  それから、分かった時点ということでございます。当然実施計画を策定する中で、縮小していくよというところを最初に選んでいくわけなのですけれども、最終的にはやはり予算編成の中で、どうしていこうかというところをかんかんがくがくやって決めているところがございます。最後の最後のところでやはり決めている部分もございますので、おっしゃるとおり、分かった時点で本当は行ければ一番よかったのかもしれませんが、そういったところをちょっとご理解いただければと思います。  それから、50周年のほうの100万円でございます。限られた予算の中でお祝いをするということでしかないということで、特別事業であったり、協賛事業であったり、冠事業であったりというところで、先ほど市長もありましたけれども、知恵を絞りながら、式典自体はしっかりしたものをやる。こういったコロナの関係がございますので、どういったふうになるのかというのはまだ定かではない部分もございますけれども、使うところは使う、使わないところは使わないという、あと民間さんの力を入れることができるのであれば、そちらを使うと、そういったところで事業立てをしてございます。1月号の広報紙に内容を掲載してございますので、そちらをまた見ていただいて、どういった事業をやるかをまたご理解いただければと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) オリンピック・パラリンピックの無観客を想定しているかというご質疑ですけれども、その前の土屋主久議員の質疑に対して回答してありますように、観戦場所の設定をしております。そして、そこには収容人員を当初の半数程度にするという形で現在見直しを行っております。そして、コロナの感染症の感染対策の防止に関するそれぞれの基準がありますので、その中でやっていくという、そういう方向で現在は検討しております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 3番、勝又豊議員。 ◆3番(勝又豊議員) 1番の稲荷工区の件です。再開のめどが、今後協議があって、もう一度全体を見詰めていかれ、削減するところとか、精査するということなので、その辺も稲荷工区の重要性というのもまた加味しながら、再開のめどが立った時点で知らせてもらえると、今やはりいつ再開するのだろうという、その辺が予定が立たないと、やはり引っ越しをいつにしようかとか、その辺やはり住んでいる住民にとっては重要な問題になりますので、その辺をお願いします。  ということで、以上で質疑を終わります。 ○議長(賀茂博美) 休憩いたします。                       12時13分 休憩                       13時15分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  休憩前に引き続き、総括質疑を行います。  15番、内藤法子議員。 ◆15番(内藤法子議員) 午後お疲れのところですけれども、総括質疑やります。  大きな1番、令和3年度施政方針予算大要について総括質疑です。(1)、令和3年度の一般会計予算の総額は198億1,400万円で、前年度当初予算に比べ13億4,600万円、6.4%減で、7年ぶりに200億円を下回る緊縮予算です。財政の根幹をなす法人市民税の大幅な減少の予測とのご説明でした。予算書を見ると、市税収入は90億7,200万円、前年度当初予算と比べ9億8,670万円、9.8%の減を見込んでいます。歳入を増やす手だてとして企業誘致等の調査が進められていますが、これに関する予算計上はどうなっているか伺います。  (2)、「安心・安全に住み続けられるまち」として、環境・防災・医療・地域福祉の分野で、富士山火山防災マップ改定版作成事業を挙げています。国は、令和3年度地方財政の見通し、予算編成上の留意事項等について1月22日付、総務省自治財政局事務連絡では、令和3年から7年までの5か年に激甚化する風水害や大規模地震等への対策について、重点的かつ集中的に対策を講じることとしています。国の方針に沿い、財源を活用できる具体的な施策の取組の検討はどうなっているのか伺います。  (3)です。「ひとりひとりが役割を持ち輝けるまち」、子育て・教育・健康・文化の分野において、GIGAスクール構想の実現に向け、児童1人1台のICT端末の活用が始まります。市内小中学校で一斉に始まるが、新学期からの混乱が予想されています。現場の先生の対応、指導者の確保などの配慮はどう進める予定か伺います。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、内藤議員のご質疑、1の(1)につきましてお答えをいたします。  企業誘致の調査が進められているが、予算計上はということでございます。現在、産業部産業振興課で静岡県企業局から補助を受け、開発可能性基本調査を行っておるところでございます。今後この調査結果を見ながら、次のステップとなります必要な詳細調査に必要な項目を決めることとなります。なお、事業実施に当たりましては、非常事態宣言を出した後では、事業の優先順位の見極めが必要となるため、こちらのほうも検討が必要であるというふうに考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長(篠塚俊一) 私からは、1の(2)をお答えします。  防災対策の中で財源として活用できる具体的施策は、建築物等の耐震化、救出・救助等災害応急体制の強化、地域防災力の強化、避難生活支援体制の充実、緊急物資等の確保などがあります。今回、主な事業として取り上げた富士山火山防災マップ作成事業では、事業費の3分の1が県から補助されます。国が示す防災に対する強化方針は、財政面においても期待できるものです。今後も国・県の情報に注視することで、財源を確保し、事業を進めてまいります。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(西川篤実) それでは、私からは(3)についてお答えいたします。  現在、教育総務課、学校教育課のGIGAスクール担当者を中心に、学校現場の先生方、業務受託業者との情報交換、情報の共有、4月からの運用に向けた調整を進めているところであります。  また、先生方に対する研修会の計画、実施を進め、4月からの利活用に向け、取り組んでいるところです。いずれにしましても、先生方に過分な負担をかけず、学校運営に影響が出ることのないよう、スモールステップで丁寧に進めていく予定でおります。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 15番、内藤法子議員。 ◆15番(内藤法子議員) 企業誘致の関係です。必要な項目を決めて優先順位を検討する必要があるということでした。こういう非常事態で財政が厳しいときに、一筋の光を差す政策だと私は考えています。須山の工業団地なども、当初は地元説明会があって、何か最近はちょっとトーンダウンしているような感覚があると地元の方たちも言います。  それから、今ウーブン効果でいろんなところから引き合いというか、話が出るというのは、これは産業課長ですか、担当課長もよく委員会などで発言しております。裾野市の名前が出るということで。全国からやっぱり注目を浴びていることは確かです。そういうときに、やっぱりそういう情報をきっちりとキャッチして、そしてしっかりと未来をつくっていかないといけないと私は思うのです。私にでも、例えば裾野市内で1万坪ないかとか、まだその審議……            (「コントロールしたほうがいいんじゃないですか」の声              あり)  分かりました。 ○議長(賀茂博美) 続けてください。 ◆15番(内藤法子議員) そういう企業誘致に関して情報収集の窓口は、ワンストップで一元化しているのか、漏れなく情報はゲットできているか。こういう時流に関してどのような工夫ができるかということを伺います。  (2)に関してです。財務局の事務連絡…… ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                       13時22分 休憩                       13時22分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。 ◆15番(内藤法子議員) (2)に移ります。総務省の自治財政局の事務連絡がこちらにあります。この中で緊急防災と減災事業費の拡充と延長というところで、そこの説明では、近年災害が激甚化、頻発化する中に地方自治体が引き続き防災・減災、国土強靱化対策に取り組めるように、防災・減災、国土強靱化の5か年加速化対策ということで、5か年の中で5,000万円国が予算を立てています。その中には対象事業の拡充の中は、避難所における新型コロナウイルス感染症対策、換気扇とか洗面所とかトイレとか、いろいろなそういうのをきっちりする、そういうことをする。それから、社会福祉法人等の施設などの…… ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                       13時24分 休憩                       13時24分 再開
    ○議長(賀茂博美) 再開いたします。 ◆15番(内藤法子議員) 様々なメニューがあるわけです。このメニューをやっぱり裾野市は今まで裕福なときに、国・県の補助金とか交付金の使い方はあまり上手ではなかったと思います。こういうものを使ってさらに具体的に、先ほどご答弁では積極的に活用して進めていくということでしたが、もう少しその辺についてどのように検討していくのか、こういうよい情報をどのように検討するか伺います。  (3)です。先生と業者と情報交換して、共有して進んでいると。過分な負担がないように進んでいるということですけれども、あとやっぱり先生方、スタッフが大丈夫なのかということと、それから扱いに慣れていない児童とか生徒、それからその父兄、物が来た、その扱いとか管理とか保管、その辺もどうしていくのかということと、それとやっぱりスキル……            (「総括的な質疑にしないと」の声あり)  分かりました。失礼しました。  全体的にまだまだ心配する要素がたくさんあるのですけれども、大丈夫でしょうか、もう一度聞きます。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 今のご質疑、2回目でございます。  (1)と(2)の強靱化の話がございましたので、お話をさせていただければと思います。(1)のほうは、優先順位の話が高いと思うけれどもというところの話が1点と、あと情報の一元化という話がございました。その2点でよろしいでしょうか。            (「はい」の声あり)  2つ目のほうは、強靱化についてというところの補助の使い方の話ということでよろしいでしょうか。            (「はい」の声あり)  それでは、(1)のほうです。優先順位ということでございますけれども、当然歳入の増加につながる事業でございますので、優先順位が高いと思っています。ですので、まずは状況を確認している調査をしていますので、それがどういう格好で出るのかというのが私たちも一番それが心配なところでございます。それを見てから次のステップということになりますので、そこがまず重要なところであるという認識をまずは持っていただければと思います。  それから、情報の一元化ということでございますけれども、現在相談窓口ということで、企業誘致については、基本的なところでいけば産業部のほうで所管していますけれども、ワンストップサービスということで、みらい政策課がワンストップサービスの窓口になっています。ですので、そういったところで今一元化はされているというふうに考えています。  それから、2つ目の安心・安全のところの強靱化計画の関係でございます。こちらにつきましては、裾野市の国土強靱化地域計画というものを今策定中でございます。8日からパブリックコメントをやってございますけれども、またこれにつきましては委員会の中でお話をさせていただくつもりでおります。そういったところがあるもので、補助についてはその補助が使えるものは使いたいというふうに考えておりますが、ただ補助率、裏負担という負担がある部分はやはりちょっと考えないといけない。そういったところが圧迫をする可能性もあるということもわきまえながら検討する必要があるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 教育部長。 ◎教育部長(西川篤実) お答えいたします。  議員からご指摘のございました教師ですとかスタッフ、それから児童、父兄に対する様々な課題というのは十分認識をしてございます。当然各学校、それから各家庭によって状況、課題等違いますので、そこら辺についても十分丁寧に進めていくという点では、現在の教育総務課の担当者、それから学校教育課の担当者、学校の先生方、それから受託業者のほうも十分承知をして今作業を進めているところでございます。  そこら辺の部分につきましても、現在OECDの教育スキル局の職員とやり取りをさせてもらっているのですけれども、OECDでも一遍に大きなものを求めるのではなく、1回目の答弁でもお答えしましたように、スモールステップで構わないので、しっかり実情に準じた形で導入していただきたいと。それが将来的な子供の教育につながっていく、教育環境の向上につながるというご指摘をいただいておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 15番、内藤法子議員。 ◆15番(内藤法子議員) (1)では、歳入増加につながることで重大に思っているということで了解しました。  ワンストップということで、みらい政策課が担当しているということですけれども、このみらい政策課が担当しているということは、内外にきっちりと発信できているか、そこだけ確認します。  (2)については、今検討中ということで、ぜひ十分検討していただきたいと思います。  (3)について、様々ちょっと心配なことを伺いましたけれども、しっかり実情に沿ってやっていくということで、それはそれで理解いたしました。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 3回目ですか、ワンストップの話でございますけれども、ワンストップサービスということで、みらい政策課がやってございます。今相談に来られる事業者につきましては、基本的に恐らく建設部関係のところであったり、産業部であったりというところに行くケースが多いのですが、そういったところから私たちの企画部のほうに来るようにしてもらっていますので、そこは問題がまず一つない。来た方については問題はない。恐らくそういった来られる方は、事前にホームページを見られると思いますけれども、ホームページにも掲載をしていますので、問題はないかなというふうに思っています。  以上です。            (「終わります」の声あり) ○議長(賀茂博美) 改めて申し上げますが、質疑は総括的な範囲にとどめ、細部については予算決算委員会、分科会で行われるようにご協力のほどお願いいたします。  次に、16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、令和3年度裾野市一般会計予算の総括質疑を行います。  コロナ禍にあって、髙村市長は、昨年3月にはSDCC構想を立ち上げられました。今年度の所信表明では、アフターコロナを見据えて、Society5.0時代に適応する準備を進めることこそが、ピンチをチャンスに変えることと信じ、ウィズコロナ時代を乗り切るためのかじ取りをしていく。また、企業を含めた市民の皆様とともに力を合わせた市民協働のまちづくりに臨んでいく。本市の発展のためだけではなく、全国の地方自治体の抱える課題解決のモデルケースとして、日本の明るい未来に貢献できる裾野市を目指していくと表明されました。企業の皆さんの力を借りて田園未来都市を目指すと私は受け止めました。  ところが、その後の全員協議会での財政状況報告では、財政非常事態を宣言されました。夕方のニュースを聞かれた市民の方からは、裾野市は財政破綻するのか、そんなひどい状態だったのかとか、今やっている自分たちの補助事業は削られるのかなどの声がありました。この状態では、住民の合意や納得を得ないまま事業の見直しにしろ、公共サービスの水準が下がっても仕方がないというふうな事態をつくり出してしまいます。多くの市民の市民アンケート等、この間の市民アンケート等を見ましても、大型公共事業である駅西区画整理事業に対して見直しを求める声、たくさんありました。それらの声に耳を傾けずに突如の財政非常事態の宣言は、市民と私たち議会を含めた行政との信頼関係を本当に大きく損ねるものだと思います。  1点目として、一般会計当初予算の減少要因の一つとして、事業の精査を行ったとのことです。都市計画道路平松深良線(稲荷工区)事業の一時休止や市民文化センター改修事業の先送りなどの判断を実際にされた他の事業はありますかということですが、これは先ほど来同僚議員が同じ趣旨で質問しておりますので、答弁は結構です。  (2)の事業の一時休止や廃止、先送り等の判断基準はどのようなものでしたか。これについても先ほど来、皆さんの答弁を了解をするということで答弁は結構です。  3点目、児童福祉機能等集約事業の具体的集約内容、これも先ほど議員の答弁がありました。それを受けて、2回目の質疑をするということで結構です。  4点目、スーパーシティの第1期エントリーに関し、現時点で応募することによる連携の問題、住民合意などの案件の課題とは何かということですが、これも先ほど答弁ありましたけれども、具体的に連携の問題、何が問題なのか。住民合意、それのもっと具体的な部分の課題をお伺いしたいと思います。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) それでは、私から(4)のスーパーシティに応募することによる連携の問題、それから住民合意などの要件の課題の細かい具体的なところという話でございました。お答えをさせていただきます。  同僚議員へお答えした内容と重複する部分がございますが、議員協議会でご説明をしましたとおり、ウーブンとの連携の課題と応募要件である住民合意が困難であることから見送っております。ウーブンとの連携につきましては、ウーブン・シティの内容につきまして詳細がまだ分からない中、規格のすり合わせも当然できず、連携に至らないことによります。今後連携を想定した場合、いわゆるビデオのVHSとベータのように規格が合わなくなるという可能性がございますので、そういったところを避けないといけないというところから、連携の問題があるということがございます。  それから、住民合意の件でございますけれども、こちらは最後まで対話を持って市民との対応を目指す当市の考え方、それから場合によってはある程度の強制力を持って進める必要もある特区の内容、これがぶつかったものというふうに先ほどもお答えしましたけれども、そういったところでございます。  また、先ほど来話もございますが、秋の申請がありますので、情報収集には努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) それでは、私から(3)のいきいきホーム跡、同僚議員のご質疑でご了解いただいている部分はあろうかと思いますけれども、機能につきまして改めて申し上げます。  児童福祉分野のほうでは、子ども家庭総合支援拠点の設置、それから併せて障害福祉の分野で基幹型相談支援センターを設置したいと、この2点の機能を大きなものとして考えておるところでございます。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) それでは、1点目、2点目併せて、先ほど市長が財政のありようの中で、同僚議員の答弁の中で全ての事業について苦渋の選択があったという発言がありました。  そこで、一つちょっと具体的な事業を挙げてお聞きしたいのですけれども、市民目線でどうなのかということでお聞きしたいのですけれども、御宿の土地区画整理事業が1億2,070万円、市の単独費で助成金が出るわけですけれども、これから民間企業、営業をやって利益が入ってくることに対して、以前の組合施行の区画整理事業では、こういう助成金を出さなかったのに、今回出すということで、財政が危機だというときに、でもこれを出すという判断はどういうことだったのか、1点これだけをちょっとお聞きしたいと思います。  それと、2点目として、先ほど…… ○議長(賀茂博美) 岡本議員、マイクをもうちょっと近づけていただいてもいいですか。 ◆16番(岡本和枝議員) 先ほど市長がこれからも民間活力で乗り切っていくという発言がありましたけれども、コロナ禍にあって市民の暮らし、命、あと営業、もろもろを守るために公的責任というものがとても重要だというふうになっていますけれども、この点について財政状況の中にどのような点で加味されたのか、この考え方、公的責任の重要性みたいな部分で加味されたのかということをお尋ねしたいと思います。  あと、3点目の児童福祉機能等集約事業の件ですが、質疑の前に新聞でニュースになりました。その中でお聞きしたいのですけれども、それと先ほど説明もあったのですけれども、児童館の機能をつくるということでしたけれども、新聞のほうでは何か、今の北児童館の規模をそっくり移転というような表現になっていましたけれども、この点のところ、新たに児童館の機能を新設するのか、それとも北児童館を移転させるのか、その辺のところはどうなっているのか、お伺いします。  それと、要支援・要保護への支援事業というのは、新聞の記事の中にあったのですけれども、要支援・要保護児童への支援業務というのがあったのですが、これは集約の中でどういう意味合いのものなのか。  それとあと、ファミリーサポートセンター事業も集約されるのか、お伺いします。  4点目のスーパーシティの件ですけれども、一番分からないのは、区域の決定、指定というのはどうなっているのかよく分からないのですけれども、それは区域というのは、スーパーシティの区域の指定とあると思うのですけれども、それはどうなっているのかお尋ねします。  それと、秋に向けて申請ということですけれども、ウーブンとの合意とか内容の部分で連携に至らないという表現があったのですけれども、とても難しい問題、これが間に合うのでしょうか。  それと、住民合意を得る方法、対話を持ってということでした。その他強制力云々もあったのですけれども、どの時点で住民合意を得ることが必要なのか、どの時点で。お尋ねします。 ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                        13時42分 休憩                       13時45分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。            (「休憩動議。一回これ議運とかで協議したらどうですか。              進め方について」の声あり) ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                        13時45分 休憩                       13時45分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  答弁を求めます。  市長。 ◎市長(髙村謙二) 詳細については、担当のほうから答弁をさせますが、公的責任について、コロナ禍のことについて私からお答えをさせていただきます。  もちろん公的な責任を放棄するつもりはありませんが、サービスの提供者、実施主体として公でなくてもいい場合、民のほうがあるいはサービスが上がるような場合と言うことで、公から民へということはあり得ると思います。市民の命を守るため、例えばワクチンですとか、公のサービスとして、使命としてやりますけれども、医師会の先生方とか、ご協力をいただいてやるというふうなこともあります。  また、住環境を備え得るための御宿の件につきましては、債務負担をいただいてやっているものですから、これは止まらない事業に入るのかなというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、ご質問のあった助成金の関係の御宿の土地区画整理のこと、それからスーパーシティの区域の決定、区域とはどういうことかというお話だったと思います。それと、あと申請する住民のための住民合意はどの時点で行うかということだったと思います。あと、秋の申請に向けての話という話がございました。それでよろしいでしょうか。  まず、助成金の関係につきましては、先ほど市長が述べられたとおり、苦渋の選択の中でいろんなものを検討してございます。その中で止められない事業の一つというふうに判断をしております。当然事業者が事業に入っておりますので、そういったところの中での判断はございます。  それから、スーパーシティの区域の決定ということでございますけれども、SDCC構想におけるスーパーシティの特区の申請ということになりますので、SDCC構想自体が市域全域を捉えております。ですので、区域というのは限られたところではなく、市域全域という話になりますので、逆に住民合意をどのように取るかというと、市民全員から取るという格好になります。市民全員から取るのに、ではいつ取るのかというのは、申請の前にある程度把握をしなさいということになっていますので、それは実現的にはかなり難しい。全員オーケーならばいいのですけれども、違う方につきましては、先ほどちょっと話ございました強制力を持ってということがございますので、そういったような状況になってしまうというのは現実的ではないというところでございます。  申請につきましては、秋の申請をするということではなく、見送っておりますので、ただ情報だけは入れますということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 何点かございましたのですが、まず支援業務というところですけれども、これはただいま本庁のほうにある家庭児童相談室の、そういった相談機能、お困り事のある保護者あるいは子供さんの相談場所、これが中心的な業務になろうかと考えております。これは、子ども家庭総合支援拠点のほうの機能でございます。  それから、ファミリーサポートセンター、これにつきましては現在直営で行っておりますので、拠点を整備する中で行政組織の事務をどのように整理していくかという、そのことと併せて検討すべき事項であろうかと考えております。  それから、北児童館の関係でございます。こちらにつきましては、私ども公共施設の有効活用を全体最適という考えの中で進めてまいりたいと思っております。その中で児童館機能、私、同僚議員への説明で、児童館ということではなくて、児童館的な機能を持たせるということを、そのように申し上げました。それを機能の一つとして集約することによりまして、現在の児童館の機能を移転する、そういったことも全体最適の中の選択肢の一つになる、可能性を広げるということで考えとしてはもちろん持っておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 1番、2番に関連する答弁は、現状の市長の考え方、その他は分かりました。  あと、裾野の地域性を考えたときの民間活力というのは、何か十分に働くのかなというのを常々考えているのですけれども、その点については何か考えはありますか。何か競争が働かないような現実があるような気もするのですけれども、その辺の見直しみたいなものというのはあるのか、一つお尋ねします。  次に…… ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                       13時51分 休憩                       13時51分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。 ◆16番(岡本和枝議員) 次に、3番目の児童福祉機能集約の点ですが、実際に北児童館の機能を持ってくるのも選択肢の一つということだったのかなと思うのですけれども、ぜひ現段階で児童館を利用されている方たちの意見は聞かれているのかどうかお伺いします。北児童館も南児童館も年間の利用者が1万人を超えるような形でとても利用されているのと、今あそこの場所にある優位性というのが児童館にはその性質って強いと思うのですけれども、それらをひっくるめてぜひ利用者の方の意見を聞かれたのかどうかお伺いします。  それと、スーパーシティ関連ですけれども、住民の意見を得るのがとても大変というお話が得られているのですけれども、本当に私もどのようにされるのかとても疑問なので、具体的にどういう方法で住民合意というのを取られるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、民間活力のお話と、できるのかできないのか、どういった手法があるのかというところを含めて民間活力のお話と、スーパーシティの申請に対する住民合意の具体的な方法ということでよろしいでしょうか。  民間活力につきましては、ご承知のとおりSDCC構想でも71社の応募が来てございます。その中でいろんな話をさせていただいているところがございますので、それがすぐに事業化になるかどうかというところはまた別として、裾野市のフィールドにいろんなことをやろうというところの考え方を持つ企業は多いのかなというふうに捉えています。そういったところから民間活力のところに行ける可能性が非常に高いというふうに認識をしてございます。  それから、スーパーシティの住民合意ですけれども、合意の形成の仕方としては、申請する前にある程度合意を得た上で、申請した後、実際に国が市の中に入ってきますが、そこの中では確実にできるようにしなければいけないというのがございます。そういったところでいきますと、当然住民合意、オール合意ということでございます。多数決ではないので、全ての皆様が合意をしていただくということ、こういったことが非常に難しいであろうというのは想像ができるのかなと。100%の住民が合意をしていただけるのかどうかというところ、これはかなり厳しい問題があるのかなというふうに、住民投票等あるとは思いますけれども、具体的なやり方としては。100%というのはちょっとないかなというふうに考えています。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 北児童館の、特に利用者の声ということでしたけれども、現指定管理者のほうからは、特段利用者のほうからこの件についての意見を聞いてはいないということで受けております。  それから、利用者の面からいきますと、当児童館に隣接する保育園の中に、子育て支援センターがございまして、児童館のほうの利用者もこの子育て支援センターの利用者と重複する部分がかなり多いというふうにも聞いております。私どもの考えといたしましては、放課後児童室、放課後児童クラブ、こういった存在が各地域における一定の児童館的な役割を果たしている、そのようにも受け止めているところでございます。  以上でございます。            (「終わります」の声あり) ○議長(賀茂博美) 17番、小林俊議員。 ◆17番(小林俊議員) では、通告に基づき質疑させていただきます。  施政方針、主要事業、当初予算概要、それから下水道事業会計ということで4項目挙げています。ちょっと項目が多過ぎたかなと思うのですが、施政方針についてです。1番、施政方針・予算大要では、財政非常事態宣言という文言について一切触れられていません。同じ日に議会で説明がなされることについて、しかも内容的には大きく関わりがある事柄について、重要な施政方針、どっちが重要かといえば施政方針のほうが重要だと私は思うのですけれども、に述べないということは理解に苦しむ。どういう事情なのでしょうか。なぜと、そういうことです。  2番、コロナ禍において、感染拡大防止、雇用維持・事業継続支援、経済回復という3本柱を軸として、本市の実情や地域性を踏まえながら対策を講じていくというふうに書いてあります。本市の実情や地域性を踏まえながらということは、国の政策、県の政策あるいは近隣の自治体のやることと違うのでしょうか、同じなのでしょうか。どのような対策を講じているのか、そこのところがこの質疑の内容です。  3番、全国の地方自治体の抱える課題解決のモデルケースとして、日本の明るい未来に貢献できるようにいくというのですが、全国の自治体の抱える課題は、それぞれの自治体で違うわけですよね。裾野の課題解決ができることが、全国の自治体にどのようなモデルケースとして見てもらえるのでしょうか。日本の明るい未来に貢献できればもちろんいいのですが。付け加えて説明してしまいますけれども、富士山があるからできることということが今回このモデルケースの大きなベースグラウンドにあるのです。それをよその自治体に求めてもなかなか難しいので、全国の自治体の抱える課題解決、できればいいのですが、どういうイメージでこのことを施政方針に打っているのか、お伺いします。  4番、人口の東京一極集中を是正できるような、人や企業を呼び込む環境を整えていくということなのですが、これはやっぱり時間軸が一番重要です。早くやらないとだめですよね。そこのところをお伺いします。  5番、プライマリーバランスの均衡のため、不退転の決意を持って行財政構造改革を進めるということなのですが、もう3年目で、もう2年やっていますよね、言い出してから。これまで決意はなかったのでしょうか。これまでとどのように違う推進をするのでしょうか。これまでできていないものがどうやったらできると思っているのかということです。  6番、ウーブン・シティについて、豊田社長と約束をしているというふうに記載があります。これは契約でしょうか。市長が議会、ひいては市民に公表するからには、行政的に信頼の置ける裏づけが必要だと考えますが、それは何でしょうか。  大きな2番、令和3年度主要事業です。1番、富岡第二幼稚園の閉園について、これはもうほかの議員からも質疑が出ておりますけれども、子育ての影響はどう把握しているのでしょうか。それから、影響を被る場合、いい影響ならいいのですが、悪影響ということもあります。それを補う施策はあるのでしょうか。  それから、経費的な効果、見込んでいるかと思うのですが、それはどれぐらいでしょうか。  それから、その効果は、その影響を受ける子供たち、親も含めてですけれども、に還元されるのでしょうか。  2番、産業連携地域プラットフォーム運営事業。これはSDCC構想に絡ませようと少しでも考えるならということなのですが、話聞いているとあまり絡まないかもしれないですね。起業を進めますということなのですが。ただ、この事業をしっかり内容のあるものにしようと思ったらば、場所を変えたほうがいいと思うのですけれども、なぜあの場所でやっているのか、お伺いします。  3番、地域戦略作物活性化支援事業。なぜキヌアなのか。マーケットリサーチはしていますか。もっと人気があって商品性の高いものがよいのではないかということをお伺いします。  4番、通学路整備事業。通学路整備といいますと、道端に緑色のペンキを塗るだけということが多いのですけれども、そういったことから子供たちが安心して歩ける通学路を整備するということに対して、この予算でやっていけるのか、お伺いします。  5番、平松踏切道改良事業。3年かかるということなのですけれども、工事自体はそんなにかからないと思うのです。3年かかるという理由をお伺いします。  大きな3番、当初予算概要です。1番、市民税の減収について。個人市民税、法人市民税の見込みをしていますから、その算定根拠は何でしょう。  (2)、固定資産税の算定根拠を詳細に。企業の一時撤退といいましょうか、撤退で減る分があると思います。そういったところを含めて、建物がどれぐらいとか、土地は変わっていないですから、あるいは土地の算定評価が下がるとかということもあるかもしれません。その辺り詳細にお伺いします。  2番、地方交付税についてです。(1)、交付税の2億円余りの増収を見込んでいます。令和3年度予算で。その根拠は何でしょう。  (2)番、基準財政需要額は、コロナ禍によりといいますか、コロナ禍が今一番不況の原因と言われていますので、ここにコロナ禍によりというふうに書いてありますけれども、景気の上がり下がりによって基準財政需要額はどういうふうに変化するのでしょうか。  (3)、基準財政収入額はどうでしょうか。  それから、(4)、総務省は、このコロナ禍等に際して、交付税に関して何か言っているかどうかお伺いします。  大きな4番、下水道事業会計です。一般会計からの繰入れ、出資で約5億2,000万円、5.2億、企業債で約1.7億という財源構成なのですけれども、これまでとほとんど変わっていないです。体質的には。この下水道事業というのは、行財政構造改革の聖域だというふうに捉えているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(賀茂博美) 答弁を求めます。  市長。 ◎市長(髙村謙二) 私からは、大きな1、施政方針についてお答えをさせていただきます。  まず、1番です。施政方針は、令和3年度の方針ということでご理解いただきたいと思います。非常事態宣言は、財政調整基金の枯渇前に体質改善を行う必要があることから、令和4年度予算編成までに方針を確立し、数年以内に財政の健全化、実質単年度収支の均衡ですけれども、するために発出したものでございます。  5番の不退転の決意とあるが、これまでの過去はなかったかということですが、決してそんなことは、これまで以上の覚悟を示すということで、この手法を取らせていただいたものでございます。  予算の継続性というのは重要でございますが、3年度予算編成を実施した中で、これは緊縮の止血のための予算ということで、財政調整基金が20億程度になるということが判明しておりますので、4年度以降の予算編成において、財政の体質改善を行うため、このタイミングで非常事態を宣言したものでございます。  発出のタイミングが予算の審査と同時期になったのは、4年度以降の国の事業予算の要望等が4月から始まることもありまして、大きな事業を見直すためには、今年度中の発出が必要であると判断したためでございます。3年度予算と4年度以降の予算の編成方針が違うものとなるということの可能性はご理解をいただいて、単独で3年度予算審査をお願いできればというふうに思っております。  続いて3番です。SDCC構想でうたった1から9の取組方針というのがありますが、それらの課題は裾野市だけが抱える課題ではなく、1番はウーブンとの連携ですので、裾野市に特化しているところがあるかもしれませんが、それ以外は全国的な自治体でも同様な課題をお持ちだというふうに認識しております。これを民間企業が保有する先端のデジタル技術や、明日を少しでもよりよくしていこうというクリエイティブマインドを持った方々によって解決を図っていこうというのがSDCC構想でございます。デジタル技術には、アプリの開発からドローンやロボットの活用まで幅広いものがございます。東大などの研究機関、学術機関のデータ利活用というフィールドで当市のオープンデータを利活用していただいて、民間に知見と資金及びデジタル技術を投入していただいて、地域課題を解決するオープンなモデルケースの構築を図ろうというものでございます。  6番です。豊田社長との約束の件ですが、契約書を交わしているわけではございません。信頼し合うということは、信じ合うことでありますので、私自身なるべくというか、できる限りの企業側から信頼を得るべく、これまで許可を受けていない情報については、誠に心苦しいところはありましたが、秘密を守るという約束を守ってまいりました。議会をはじめとする市民の皆さんへの説明ができないでいるというのは、そうした事情もあることについて、ぜひともご理解をいただきたいと思います。  ご質疑の約束ですが、私と豊田社長との会談の中での話でございます。社長からは、人が中心の地域に開かれたまちというコンセプトは公表されておりますので、この話を披露してもよろしかろうという判断の下に施政方針に入れさせていただきました。この大変なコロナ禍においても、揺るぎのない事業展開ということで、2月23日の富士山の日にいよいよウーブン・シティの着工をするということは、トヨタ自動車様側もきちんと約束を果たしてくださっているということと捉えております。これからも全ての人との信頼関係を行政に取り組んでまいりながら、ウーブン・シティと連携したまちづくりを進める中で、裾野市に暮らす方、訪れる方、全ての人々の、人の中心の、人が幸せになる、人がうれしいまちづくりのために全力を尽くしてまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私から、小林俊議員の1の施政方針の2と4と5につきましてお答えをいたしたいと思います。  2がコロナ禍において、感染防止、雇用維持・事業継続支援、経済回復の3本柱を軸として、実情や地域性を踏まえ、どのような対策を講じているかということでございます。基本は、9月議会でお示しをし、ご説明したとおりの感染症対策事業を実施しているところでございます。大きく感染症対策と経済対策の2つの対策に分かれます。経済対策の中に雇用維持・事業継続も入っているということでございますけれども、必要な対策をそれぞれ見極めながら、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しながら、3本の柱ごとの事業の展開をしているというところでございます。  続いて、4番、東京の人口一極集中をして是正できるような人や企業を呼び込む環境をどのような時間軸で整えていくかということでございます。こういった東京一極集中につきましては、一朝一夕にできるものではなくて、時間が非常にかかるというものと思っています。地方創生事業もそうでしたけれども、そういった感覚でおります。人の移動につきましては、当市では定住移住というところを主眼と捉えて事業展開をしてございます。コロナ禍におきましては、テレワークなどデジタル技術によります移住が多くなっているというふうに聞いてございます。ただ、「二兎を追うものは一兎をも得ず」ということもございます。SDCC構想に係るデジタル化のインフラ基盤整備も必要です。しかし、足元の定住も、これも必要でございます。そういった意味では、バランスを見ながら取り組んでいきたいというふうに思ってございます。  また、企業の動向につきましては、先ほど来話ございましたけれども、ウーブン・シティとの連携に期待を寄せている企業もあるというふうに聞いてございますので、そういったところを期待をしているところでございます。  それから、5番です。プライマリーバランスの均衡のため、不退転の決意とあるが、これまで決意がなかったのかということでございます。先ほど市長より話ございました。決意がなかったかというご質疑でございますけれども、決意がなかった、足りなかったというふうに見えたとしましたら、ただただ私どもとしては反省をするしかございません。どのように推進をするかということでございますけれども、これはこれまで不足分を補ってきた財政調整基金、これはもう残額が見えてきてございます。当てにすることがこれからはできなくなるという予想が立っております。新規事業の見送り、既存事業であっても優先順位の見極めを実施しなければならないというふうに考えておるところでございます。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長(湯山博之) 私からは、小林議員ご質疑の大きな3についてお答えいたします。  大きな3、1の(1)、個人市民税、法人市民税の算定根拠はでございます。個人市民税につきましては、新型コロナウイルス感染症や市内企業の生産拠点などに伴う影響から、前年に比べ0.6%減の31億4,120万円を見込んでおります。法人市民税につきましては、令和3年度に納付される法人市民税は、法人税割の税率が9.7%から6.7%に改正された税率が適用されます。この税率改正だけで法人税割は38%の減少となることや、最新の企業業績の情報などに基づき、前年度に比べ61.3%減の4億1,210万円を見込んでおります。  次に、(2)、固定資産税の算定根拠でございます。固定資産税のうち土地につきましては、地価が下落傾向にある中で、令和3年度が評価替えの年に当たるため、前年度比1.4%減の17億4,610万円を見込んでおります。家屋につきましては、評価替えの年であることや、コロナウイルス対策として中小事業者に対する事業用家屋に対する減免などから、前年度比4.3%減の18億2,550万円を見込んでおります。償却資産につきましては、市内企業者の生産拠点移転及びコロナウイルス対策としての中小事業者に対する償却資産の減免、また市内大手事業者に対するヒアリング結果などから19.3%減の10億1,360万円を見込んでおります。  続きまして、3の2の地方交付税です。まず(1)、地方交付税の2億円余りの増収を見込んでいるが、その根拠はでございます。固定資産税の償却資産や地方消費税交付金、法人事業税交付金などが減収の見込みから、令和3年度の基準財政収入額を87億5,000万円と見込んでおります。令和3年度の基準財政需要額につきましては、各算定経費に従前からの推定伸び率等を考慮し、95億2,000万円を見込みましたので、令和3年度の財源不足額は7億7,000万円となり、このうち普通交付税として2億2,470万円、臨時財政対策債として5億4,570万円を見込んでおります。これによりまして、地方交付税につきましては前年度に比べ、約2億円余の増となっております。  (2)、基準財政需要額がコロナ禍にどのように変化するかでございます。基準財政需要額の見込みにつきましては、先ほど述べましたように95億2,000万円を見込んでおりまして、この数字は私ども昨年試算した結果より約3億4,000万円伸びております。なお、基準財政需要額につきましては、国の単位費用、測定単位、補正計数を基に算出されるため、こちらの改正があれば変わってくると思います。  基準財政収入額はどうかということでございます。基準財政収入額推計につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による地方消費税交付金の減少を見込んでおります。法人市民税、法人税割などは、基準財政収入額を算定する場合、制度上、前年度の課税実績で算定されるため、感染症の大きな影響は4年度の基準財政収入額に反映されると見込んでおります。  4の総務省は何か言ってきているかということでございます。令和3年度の普通交付税の算定方法の改正内容につきましては、国から示されております。コロナウイルス感染症に対しまして、裾野市での現在のところ改正内容はございません。  以上でございます。  先ほど法人市民税率の税率が、1の(1)でございます。法人市民税の税率が9.7%から6.0%に改正という部分を6.7%と言い間違えたようです。訂正させてください。よろしくお願いします。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長(篠塚俊一) 私からは、大きな4、下水道事業会計でございます。  行財政構造改革は、全庁を挙げて取り組んでおります。下水道事業も同様でございます。下水道事業における一般会計からの繰入金はにつきましては、令和3年度予算では企業債の元金償還と利息支払いに合計で約4億8,000万円支出しており、ほとんどが固定的経費となっております。企業債につきましては、計画的な建築改良を行うのに必要な財源でございます。昨年度策定した経営戦略に基づき、事業運営をしているところでありますが、今後とも下水道事業の安定した効率的な経営を目指し、事業を進めてまいります。 ○議長(賀茂博美) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 私からは、2の1、富岡第二幼稚園閉園の関係についてお答えをいたします。  まず、子育てへの影響ということでございますが、富岡第二幼稚園周辺から通園されている方にとりましては、送迎の時間、通園の時間というものが増ということになりまして、そういった影響はございます。しかしながら、園児にとりましては、現在の少人数による教育環境の改善効果のほうが勝っていると、そのように考えているところであります。  経費的効果ということでございますが、直接的には送迎用の駐車場の借地の解消、施設の維持管理費の削減というものが見込まれております。また、職員の配置や研修の充実、施設の改修等、教育環境の整備を含めた保育の質の向上を通じて、これらの経費が子供たちに還元されていくものと、そのように考えているところであります。  私からは以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) 私からは、大きな2の2と3につきましてお答えいたします。  最初に、大きな2の2です。産業連携地域プラットフォームについて、SDCC構想に絡ませようと少しでも考えるならば場所を変えたほうがよいが、なぜあの場所なのかという質疑になります。産業連携地域プラットフォームを設置するための構想は、平成28年度に地域の若手経営者が当市における産業の未来を考える場としてつくられた「まるかって塾」から地域の経営者、大手企業の経営者や従業員といった様々な分野における主体の協働を実現する場として、プラットフォームを設置する提案が出されました。その中で、大手企業の近くで様々な方が立ち寄りやすい場として、岩波駅の近くの空き家、空き店舗を探すことになり、施設の立地や周りの環境、家賃などから現在の場所が候補に挙がり決定しております。  産業連携地域プラットフォームでは、様々な主体が手を取り合ってオープンに対話することができ、事業者の方が様々な方とつながる場、新しい活動ができる場であり、現在の立地で成果が上がってきており、移動は考えておりません。  次に、2の3、地域戦略作物活性化支援事業、なぜキヌアなのか。マーケットリサーチはしているのか。もっと人気があって商品性の高いものがよいのではないかというご質疑になります。キヌア試験栽培は、令和元年度ふじのくに地域・大学コンソーシアム「ゼミ学生等地域貢献推進事業」に当市の課題として「裾野市の新たな戦略作物試験栽培プロジェクト」を提案したところ、静岡大学農学部一家ゼミとマッチングが図られ、当市の地理的条件等を整理した中で開始することとなりました。  試験栽培開始に当たっては、キヌアの栽培、販売を既に行っている山梨県の農業法人から、市場や販路の情報収集を行っております。また、令和3年2月3日から、裾野産キヌアの試験販売を開始し、アンケートを収集しながらマーケットリサーチを進めていきます。今後、裾野産キヌアを事例としたブランディングプロジェクトが計画されていますので、プロジェクトを通じたキヌアのブランド化を進め、富士山の麓で生産された農薬不使用の国産キヌアとして付加価値のある農産物を目指してまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(影嶋圭司) 大項目の2の4と5についてお答えいたします。  まず、4の通学路整備事業につきましてです。当該事業は、毎年警察、道路管理者、学校関係者などと現場の点検を実施し、緊急に対応する必要がある箇所での対策を実施しております。通学路の安全対策につきましては、交通安全教室の指導などソフト対策とともに、当該事業以外での道路維持費や道路新設改良費でも整備を実施しております。  次に、5の平松踏切道改良事業の事業期間につきましては、JRとの運行計画などを踏まえました改良計画を協議した結果により、来年度、線路北側から着手し、線路南側、線路部分と3か年に分割して工事のほうを実施してまいります。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 17番、小林俊議員。 ◆17番(小林俊議員) では、順番にお伺いします。  1の1、施政方針と財政非常事態宣言なのですけれども、施政方針は令和3年度予算に係ることだと。それはそうですね。ただし、財政非常事態宣言は、令和4年度から始めますというふうに受け取れたので、そう解釈していいのでしょうか。そうであるならば、それこそ何で今言わなければいけないの。令和4年度の予算を大体8月頃からやっていくと思うのですけれども、そういった時期にすることがいいのではないかなと思うのですが、そこのところを説明してください。  2番のコロナ禍の対策ですけれども、これは昨年、つまり今年度やっていることを継続しますという、それを地域の実情、本市の実情や地域性を踏まえながらというふうに説明したという受け取り方でいいですね。それでよければ特に問題はありません。確認させてください。  3番、全国の地方自治体の抱える課題は、裾野市がもし解決できるとすれば、ウーブン・シティができそうだからなのですよね。それがなければ、何か項目がたくさんありましたけれども、恐らくこれまでと変わらないので、それがない自治体にとってどういうモデルになるかということは、何か効果がありそうなのでしょうか、そこのところをお伺いします。   それから、4番のところなのですが、時間軸ということで、時間がかかるという話なのですが、時間がかかったら企業は来てくれないのですよね。早くしないと。やっぱり企業です。これまでの裾野市の成り立ちは、企業の法人税によって主なところの収入があったので、及びそれに就業する方たちの市民税ももちろんありますけれども、やっぱり企業の立地を何とかしていかないと、ウーブン・シティ、その他を契機に何とかしていかないと、どうでしょうか、過去の栄光はもう取り戻せないですよね。恐らく今ウーブン・シティで発展していけると思っているのは、過去の栄光よもう一度という考えでやっていると思うのです。それならやっぱりスピードだと思うのです。企業立地に対してのスピードについては、もう一回お伺いします。頑張れるでしょうか。  5番です。これまでも決意はあったのだけれども、これまでとは、ちゃんとやりますという、そういう話ですよね。本当にそういうことになるのということが疑問でしようがないのですよね。これまで行財政構造改革と言いながら、2年間できていませんでしたと言いつつ、まだできていませんという予算を出しながら、だけれども、これからは違うのですと言ったって信用してもらえないですよね。精神論ですか、そこの確認だけさせてください。  6番の約束のところですけれども、それは信じ合うのもいいでしょう。だけれども、契約書がない。それはもちろんです。それから、もちろん約束を守るのは当たり前の話ですよね。ですけれども、施政方針に入れるということについては、言葉で言うのならいいですよ。紙に書いて出すについては何らかの裏づけが必要だろうなと思うのです。信頼ベースでやっていくのは当然の話で、それは当たり前です。だけれども、ここで豊田社長との約束があるというのは、それをこれからよくなっていくのですよということの裏づけに使いたいわけでしょう。それについては、その裏づけとしてはどういうふうになるのですかということを再確認させてください。  2番へ行きます。富岡第二幼稚園です。経費が浮くので、それを保育士の確保とか、確保という話は出なかったけれども、教育とか研修とかということで、子供たちによい保育を、保育というか幼稚園だから教育になるのでしょうか、を受けることに還元されるという話がありました。ちゃんとその予算を確保してやっていただきたいと思います。これは要望です。  それから、産業連携地域プラットフォームです。2番。移動は考えていないということで、分かりましたというか、それなりのものだなという、そういうことで分かりました。いいとは思えないですけれども。それも分かりました。  3番、キヌアなのですけれども、山梨でやっているところがあるところから情報を入手しているという話でした。そちらではもうかっているのでしょうか。あるいは農家がみんな参入して、やるよというふうになっている状況なのかどうか、そこのところの情報はありますか。  それから、マーケットリサーチって本当にしていますか。そこからの情報だけでやっているということだったら、そういうふうに話をしてください。私の印象では、キヌアは非常にいい雑穀だと思います。だけれども、そんなにリッチなマーケットを満たすだけで、メジャーにはなれないような気がするのです。気がするだけ。そこのところを教えてください。 ○議長(賀茂博美) 暫時休憩します。                       14時34分 休憩                       14時34分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。 ◆17番(小林俊議員) 4番、通学路の整備です。毎年やっていくことと同じだということなので、ぜひ前向きに進めてください。  5番、平松踏切道改良事業の3年かかる理由ですが、これはJRと協議をしてJRに対して行政側から何でそんなことをやらなければいけないとか、何で3年かかってやらなければいけないとかというふうに感じることはありませんか。つまり、工事だけだったらもう二、三か月でできる話ですよね。だから、それが3年かかるというのは、やっぱりJR側の抵抗かな、それとも何かいろいろここを直すのならあっちの踏切を潰せとかと言ってくるような、そういうことの調整があるのかとか、そういう話で困っていることがなければいいのですが、そういうことがあればお伺いします。  それから、令和3年度の当初予算、減収は個人市民税は0.6%減という話でした。法人市民税は結構計算しやすいと思うのですが、個人市民税は0.6%減というのはあまり影響がないというふうに捉えているということでいいでしょうか、これ確認です。(1)番。  それから、(2)番、固定資産税で地価が下がっている、それから減免が増えているという話でした。それが主な理由と思っていいでしょうか。確認です。  2の(1)の交付税の算定はこういうふうに計算していますよということなので、分かりました。  (2)番、基準財政需要額は、プラス3.4億、計算値でプラス3.4億ということでしたっけ。そこのところをちょっと確認させてください。つまり不況での基準財政需要額は、状況によって景気と関係ないですからね、計算式を見ると。上がることもあると思うのですが、上がっているよということでよろしいですか。  (3)番、基準財政収入額も景気よりも計算式を見ると、何か標準的な市の収入にというふうに書いてあるのですが、これも景気でやっぱり変わってきます。4年度から変わってくる、そういうことですか。ちょっとそこのところを確認させてください。  総務省からは、このコロナ禍に関しては何も言っていないということでいいですね。確認です。  下水道事業会計で、今答弁としては、要は借金の返済とかで4億8,000万円ぐらいかかっているので、それをなすための5億2,000万円ぐらいはかかりますと。人件費もありますしね。それから、建設事業に企業債でやっていきますということなのですが、建設事業にかかるだけでも大きいですよね。やっぱり5億、1億7,000万の企業債が将来どういうふうに効いてくるかというと、やっぱり効いてきますよね、先細りという状況にあれば。予算枠を拡大しますということであれば、これぐらいどうってことないのでしょうけれども。だから、言いたいことは、この下水道事業もちゃんと、聖域ではなく削減のために下水道事業の計画そのものを見直すということをしているのですねということを確認したい。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(髙村謙二) 詳細につきましては、担当のほうから答弁させますが、私のほうからは、まずは大きな1の施政方針ということで、議員ご質疑の趣旨を踏まえて、各1から5に関しまして、ご指摘のとおり参考にさせていただきながら、精神論になりますが、しっかりと不退転のとか、形でもって時間軸をしっかりと持ちながらということでやってまいります。  ただ、6番の先方とのお約束については、私としては決して不適切な表現に当たるとは思ってございませんので、ご理解をいただければというふうに思います。  また、最後の下水道事業ということでご指摘がありました。お借りした分を返すのは当然で、その分をなしにするというのはとてもできませんけれども、大型の事業の一つということで、午前中にご答弁させていただいたような感覚を持ちながらしっかりと取り組んでまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 企画部長。 ◎企画部長(石井敦) 私からは、1の施政方針の1から6までの2回目の答弁をさせていただきます。  市長の答弁もございましたけれども、まず1番のところが、なぜ今かというところの話の繰り返しでございますけれども、令和3年度の予算は、施政方針に当然入って、令和4年度は非常事態宣言だよという話がございました。令和3年度は、先ほどもちょっと話をさせていただきましたけれども、行財政構造改革第1期が令和3年度も含まれているというところがまず1つあって、その状況が入って、プラスアルファの削減をしているのが令和3年度の予算でございます。令和4年度につきましては、先ほど来話をしてございます、なかなか調整が必要なもの、大きな事業等々、人であったり期間であったり、調整がかなり必要な部分がございます。これは、例えば国の補助の申請であったり、そういったところも契約の状況であったりというところを踏まえて考えますと、1年前には出しておかないと話にならない、そういうふうに考えております。といったところから、非常に分かりづらい時期にはなってしまいましたけれども、早めの時期ということでこの時期に出しております。  2番の実情はこれでよいかというのは、そのとおりの実情でよいと思っております。  3番、全国の自治体の課題ということでございます。SDCC構想は、課題の解決ということで私ども市のほうで計画を、構想を立ててございます。ウーブン・シティは民間の事業でございますので、中でやることだけの話であって、ウーブン・シティとSDCC構想は、全く異なっているものという認識をしていただければなと思います。SDCC構想において9つの課題、1つ目がウーブン・シティとの連携でございますけれども、2から9まではまた自治体の課題でございますので、そういったところは大前提として課題解決ができていくと、そういったところに考えてございます。  それから、時間軸、企業立地の時間軸の話でございます。頑張れるよねという話がございました。激励の言葉というふうに捉えましたけれども、先ほど来話ございました、調査をしておるところもございます。そういったところも含めて、スピード感をできるだけ持ってこちらも進めていきたいというふうに考えてございます。チャンスはなかなか短い期間かもしれませんので、そういったところを見据えながらしっかりやりたいと思っています。  それから、5番目の決意のところでございます。精神論の話もございましたけれども、従前のところでいきますと、80億超あった財調が50、40というところで半分ぐらい、まだ40億あるのかという、そういった考え方がなきにしもあらずということはあります。今回は、もうそういったものがない現実がございますので、そういった面では、まだできていないというふうなことは言えない、もうやらないとどうにもならないという、そういった状況に追い込まれているというふうに感じておるところでございますので、決意的にはかなり強いものがあるというふうに思ってございます。  約束の部分、市長より話がございましたけれども、具体的には企業さん側と何回かコミュニケーションは密に取ってございます。また、今後明らかになってくる部分もあると思いますので、そういった際にはお知らせをさせていただきたいというふうに思ってございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長(湯山博之) 大きな3の2回目についてお答えいたします。  まず、市民税の減収、(1)の個人市民税につきましては、基本的に横に近いと思っておりますけれども、企業さんの移転で特徴の数が減っているということから、減の見込みをしております。  あと、固定資産税の関係につきまして、基本的に地価が下がっている状況には評価替えがあるということが大きな要因、あとは減免などはおっしゃるとおりです。  交付税のうち、(2)の基準財政需要額につきましては、あくまでも令和3年度の見込みにつきましては、これまでの伸び率等を当てはめて計算をしております。  基準財政収入額はどうかという話の中で、基準財政収入額は、基本的には税収が基準になってきております。ただ、その中で当市においては法人市民税の増減が結構多くなりまして、令和3年度に法人市民税の減収を見込んでおります。その減収結果が令和4年度の交付税の収入額のほうに算定されますので、むしろ交付税の収入額としては来年のほうが減るのではないかというふうに見込みを持っております。  あと、総務省の関係につきましては、普通交付税の算定方法の改正というふうな話が来ております。この中で、感染症関係ですと、保健所の人員体制の強化について算定が入っておりますけれども、当市におきましては保健所がございませんので、現在のところコロナの直接関係する改定についてはないということでございます。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長(篠塚俊一) 大きな4の下水道事業の会計でございます。  こちら事業の計画のほうは、令和8年に見直す予定などもあります。また、健全な経営、こちらのほうは自ら事業体として進める、こういったこともやっておりますし、上下水道の審議会、こちらのほうにもお諮りしながら事業の健全化を確認しながら進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) キヌアについて、山梨の農業法人があるというところで、そこがもうかっているか、農家が参入しているか、マーケットリサーチはしているかというご質疑ですけれども、まずマーケットリサーチなのですけれども、こちらにつきましては、先ほども答弁しましたように、山梨県の農業法人から市場や販路の情報収集を行っております。ただ、それ以外、大きくマーケットリサーチという形では現在のところは行ってはおりません。ただ、今年度のキヌアのこちらの試験栽培に当たって、販路開拓のための研究事業という形で、マーケットリサーチの部分として国内の市場調査とか、あとどのようなものがキヌアを加工して売れるのかとか、そういうようなことは現在進めております。  そして、農家が参入しているかというところですが、山梨の農業法人は幾つかあるというふうに伺っております。  そして、もうかっているかという部分ですが、ふるさと納税の品物としてキヌアを出しているということを伺っておりまして、その中はかなり人気があるというふうに伺っております。  そして、ただし今年度、令和2年度なのですが、山梨のほうは収穫があまり芳しくなくて、今年度については収穫が少なかったというふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 建設部長。 ◎建設部長(影嶋圭司) 大項目2の5、平松踏切道の改良事業について答弁させていただきます。  JRとの協議内容ですが、実施に当たりましてJRの信号通信工事、あと軌道工事、道路工事、これらを調整しまして、JRのほうと施工区分や施工順序、これらを検討して工事区間を3年で施工することといたしております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 17番、小林俊議員。 ◆17番(小林俊議員) 1番、施政方針のところ、いろいろ答弁してもらっています。6番の約束なのですけれども、これ個人的な話ですか、それとも裾野市と企業との相互信頼関係という意味で言っているのでしょうか。ここには豊田社長と書いてあるので、個人的なお話ですよというふうに読めるのです、どうしても。それなら不適切な表現ではないということですけれども、やっぱり誤解されますよね。そこのところはどうですか、お伺いします。  主要事業の中で、キヌアは分かりましたが、やっぱりもうかっているかどうかというのは分からないということですね。山梨のほうの農業法人とかでやっていることは、喜んでやっているから裾野は参入したというふうに捉えていいのですか。そこのところを、要は成功例があるのかという話、今年の出来が悪いのは分かりましたけれども、成功例があるから裾野もやろうと思っているのかという、そこのところをお伺いします。薬草なんかでは、いわば失敗をしているわけですから、そこのところを頑張ってやってほしいなと思いますけれども、成功例なのでしょうかということをお伺いします。  平松踏切道の改良については、JRとの協議で、JRがどんな協議をするかということは知りませんけれども、想像はつくのです。仕方がないですね。早くやってもらうように。これからも3年かかると。踏切の改良が3年かかっていたら大変です。頑張ってやってもらったらいいと思います。  市民税は評価替え、固定資産税のところは評価替えが一番大きいということです。  それから、(3)、基準財政収入額は、令和4年度からそれが令和3年度の減り分等が算入されて減っていくということですけれども、基準財政収入額が減るということは、実際の収入が同じであったら得をする方向に動くという解釈でよかったのですか。それだけ確認させてください。  4番の下水道事業は、計画は令和8年に見直しますと言っていますよね。その間かなり繰入れもあるし、企業債も立てながらやっていくのだろうと思うのです。この令和8年見直し、そこまで赤字でやっていかなければいけない、そこのところの見直しは何でしないのとすごく疑問なのですけれども、計画がありきだからという、そういうことでしょうか。そういう答弁しかできないかもしれないですけれども、確認させてください。 ○議長(賀茂博美) 市長。 ◎市長(髙村謙二) 1の6番ですけれども、代表者、企業あるいは市の代表者同士が行った会談の話ということでご理解いただければと思います。 ○議長(賀茂博美) 総務部長。 ◎総務部長(湯山博之) お答えいたします。  基準財政収入額につきましては、先ほど来申し上げているとおり、あくまでも計算結果に出るものですから、どういうふうに変わるかという話になりますと、令和3年度より、むしろ令和4年度のほうが法人税の影響があるものですから下がります。仮にもし下がった場合、どうかといいますと、収入額と需要額の差が交付税になりますので、需要額が変わらないで収入額が下がれば、もちろん交付税は増えるという形になります。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 環境市民部長。 ◎環境市民部長(篠塚俊一) 事業の見直しの件については、常に情報を入れながら、また利益全体で考える必要もございます。次の8年、そういったものを目途にしております。  以上です。 ○議長(賀茂博美) 産業部長。 ◎産業部長(酒井保) キヌアのところですが、成功例はあるかというところですが、キヌアにつきましては、国内の生産というのはほとんどありませんので、これが成功例かという部分でいきますと、山梨で作っている農業法人があって、そこではふるさと納税で人気を博していると、そういう状況は把握はしておりますが、そこまでいっている部分で成功かという部分でいきますと、そこは少し分からない、はっきり言って分からないというところが事実であります。ただ、キヌアについてはスーパーフードだということで、アメリカのNASAも宇宙食という部分での期待ができるというような、そのような評価をいただいている農作物になりますので、そういう部分での目のつけどころといいますか、そしてそれを使ったいろいろな加工品を作っていくというところを今検討しているところですので、国内のキヌアについてはこれからというところになると思います。あくまでも今国内で売られているのは、ほとんどが海外からの輸入品になっております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 以上で通告による質疑を終わります。  ほかにご質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本件については、予算決算委員会へ付託いたします。  休憩いたします。                       14時55分 休憩                       15時05分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。 △日程第2 報第1号 ○議長(賀茂博美) 日程第2 報第1号 専決処分の報告について(交通事故以外に係る損害賠償の額の決定及び和解について(専決第18号))を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありますか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  以上で報第1号につきましてはご了承願います。 △日程第3 報第2号 ○議長(賀茂博美) 日程第3 報第2号 専決処分の報告について(交通事故に係る和解について(専決第1号))を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありますか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  以上で報第2号につきましてはご了承願います。 △日程第4 承認第1号 ○議長(賀茂博美) 日程第4 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度裾野市一般会計補正予算(第12回)(専決第2号))を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありますか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。本案につきましては、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 討論を終わります。  お諮りいたします。本案を原案のとおり承認することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり承認されました。 △日程第5 第10号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第5 第10号議案 裾野市中小企業経済変動対策貸付資金利子補給金基金条例を制定することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案については、産業建設委員会に付託をいたします。 △日程第6 第11号議案
    ○議長(賀茂博美) 日程第6 第11号議案 裾野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、厚生文教委員会に付託をいたします。 △日程第7 第12号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第7 第12号議案 裾野市国民健康保険税条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、厚生文教委員会に付託をいたします。 △日程第8 第13号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第8 第13号議案 裾野市手数料条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、産業建設委員会に付託をいたします。 △日程第9 第14号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第9 第14号議案 裾野市立学校等設置条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、厚生文教委員会に付託をいたします。 △日程第10 第15号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第10 第15号議案 裾野市福祉センター設置条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、厚生文教委員会に付託をいたします。 △日程第11 第16号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第11 第16号議案 裾野市介護保険条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑の通告がございますので、発言を許します。  16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 介護保険条例の一部改正ということで、介護保険条例の改定内容と保険料策定に当たっての給付費等の準備基金の利用状況はどうであったのか、お伺いいたします。 ○議長(賀茂博美) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 暫時休憩願います。 ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                        15時09分 休憩                       15時09分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。 ◎健康福祉部長(小林浩文) それでは、お答えいたします。  介護保険料の標準保険料月額につきましては、現行の5,100円から5,200円となります。介護保険事業計画で見込みました給付費から算出された額といたしましては、5,800円でございましたが、給付準備基金から3億1,100万円を充当いたしまして5,200円の月額保険料に抑制をしたところであります。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) 16番、岡本和枝議員。 ◆16番(岡本和枝議員) 4億ぐらい準備基金があるというふうに伺ったのですが、その中で3億1,100万円を充当して月額5,200円にしたということです。了解いたしました。  あと、保険料の軽減対策という、その他の保険料の軽減対策というのはどうなっているのでしょうか。  それと、料金改定によって介護施設の入所サービス、待機者というのは裾野市はとっても県下でも低いのですけれども、待機者をゼロにするというような何か位置づけみたいなものとか、計画の改正の中で目指されたものというのはあるのでしょうか。 ○議長(賀茂博美) 暫時休憩いたします。                       15時11分 休憩                       15時11分 再開 ○議長(賀茂博美) 再開いたします。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林浩文) 軽減対策等につきましては、これまでと特段変わっているところはございません。  待機者ということですけれども、先ほど申し上げましたように、介護保険事業計画の中で居宅、入所、それぞれの給付費を見込みまして、負担すべき割合に基づいて算定したものが今回の保険料ということになっております。  以上でございます。 ○議長(賀茂博美) よろしいですか。  以上で通告による質疑を終わります。  ほかに質疑はございませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、厚生文教委員会に付託をいたします。 △日程第12 第17号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第12 第17号議案 裾野市水道使用条例の一部を改正することについてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、産業建設委員会に付託をいたします。 △日程第13 第18号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第13 第18号議案 市道路線の認定についてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。本案につきましては、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 討論を終わります。  お諮りいたします。本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第14 第19号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第14 第19号議案 市道路線の変更についてを議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。本案につきましては、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 討論を終わります。  お諮りいたします。本案を原案のとおり決定することにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第15 第20号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第15 第20号議案 建設工事請負変更契約の締結について(平成30年度・令和元年・2年度 学校施設環境改善交付金事業 裾野市立深良小学校 ①棟耐震・大規模改造工事)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 討論を終わります。  お諮りいたします。本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第16 第21号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第16 第21号議案 建設工事委託変更契約の締結について(令和元年・2年度 防災・安全交付金事業 東名高速道路を跨ぐ東名千福橋の撤去工事)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 討論を終わります。  お諮りいたします。本案を原案のとおり決定することにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第17 第22号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第17 第22号議案 令和2年度裾野市一般会計補正予算(第13回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案については、予算決算委員会に付託をいたします。 △日程第18 第23号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第18 第23号議案 令和2年度裾野市国民健康保険特別会計補正予算(第4回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案につきましては、予算決算委員会に付託をいたします。 △日程第19 第24号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第19 第24号議案 令和2年度裾野市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案については、予算決算委員会に付託をいたします。 △日程第20 第25号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第20 第25号議案 令和2年度裾野市墓地事業特別会計補正予算(第1回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案については、予算決算委員会に付託をいたします。 △日程第21 第26号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第21 第26号議案 令和2年度裾野市水道事業会計補正予算(第3回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案については、予算決算委員会に付託をいたします。 △日程第22 第27号議案 ○議長(賀茂博美) 日程第22 第27号議案 令和2年度裾野市下水道事業会計補正予算(第4回)を議題といたします。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) 以上で質疑を終わります。  本案については、予算決算委員会に付託をいたします。 △日程第23 選第1号 ○議長(賀茂博美) 日程第23 選第1号 静岡県芦湖水利組合議会議員選挙を行います。  本件については、令和2年11月4日、静岡県芦湖水利組合管理者より、静岡県芦湖水利組合規約第5条の規定に基づき、選挙を行う事由の発生について通知がありましたので、選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法は、地方自治法の規定に基づき、指名推選により行い、指名は議長が行いたいと思います。これにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、選挙の方法は指名推選により行い、議長が指名することに決定いたしました。  静岡県芦湖水利組合議会議員に、裾野市深良3194番地の5、廣瀬不二男氏、裾野市深良1074番地、土屋重芳氏、裾野市深良1951番地の1、羽田友司氏、裾野市久根81番地の3、神戸光氏、裾野市公文名369番地、室伏義昭氏、裾野市茶畑274番地、芹澤渉一氏、裾野市平松616番地の2、後藤政雄氏、裾野市千福230番地、池ノ谷尚良氏、裾野市上ケ田302番地、八木淳二氏、裾野市金沢350番地、小野正勝氏、裾野市富沢26番地、渡邉弘氏、裾野市石脇318番地、鳥澤明氏、裾野市佐野498番地の1、古谷善和氏、裾野市二ツ屋160番地、飯塚英樹氏、裾野市伊豆島田487番地の1、渡邉政幸氏、裾野市水窪146番地、星野恒夫氏、裾野市御宿234番地の11、渡邊光永氏、裾野市葛山601番地、岡村不二男氏、裾野市桃園174番地の2、歌﨑勉氏を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました各氏を、静岡県芦湖水利組合議会議員の当選人と定めることにご異議ございませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(賀茂博美) ご異議なしと認めます。  したがって、ただいま指名いたしました各氏が、静岡県芦湖水利組合議会議員に当選されました。 ○議長(賀茂博美) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  これをもって散会といたします。                       15時20分 散会...